怒られ始めて1時間ほど経って、1本の電話が鳴りました。上司のお客様からのご連絡でした。

私がぼーっと上司の電話が終わるのを待っていると、耳に「解約」の言葉が聞こえてきました。どうやら上司も、リフォーム機器の契約がキャンセルになったようでした。

上司がばつの悪そうな顔をしていると、続けて本社から上司宛の内線が来ました。こちらも契約キャンセルの話で、結局上司は1日で2件の解約を受けた形になりました。

私のお説教もなあなあで終わり、その時は「あれだけ人のことを叱っておいて、自分も同じじゃないか」と思っただけでしたが、後日談がありました。

それから何日か経って営業部長と話す機会があり、驚きの事実が発覚したのです。この会社で解約が1番多いのは、実はその上司ということでした。どうやら、直属の部下の私に見栄を張っていたようです。

こんな上司のいる会社は、すぐ辞めて転職しようと思っています。

(30代・男性)

今回は、「仕事ができると勘違いしている上司」のエピソードについて紹介しました。

あなたの職場にはどんな人がいるか考えてみてくださいね。

文・MONEY TIMES編集部