
ESPAÑA, BANCO, MENOS EMPLEADOS Y MENOS SUCRUSALES.27-06-2023.
スペインで2008年の銀行員数は27万8000人だったのが、2022年までに13万人まで削減された。そして支店数となると2010年に全国で4万3000支店あったのが、2022年には1万9000支店が残存しているだけになっている。2万4000店が閉鎖されたことになる。
筆者が記憶しているのは、1980年代はどの都市でも中央広場には銀行の支店が多くあるのが目立ったのを記憶している。当時はスペインのどの都市でも中央広場で必ず見かけるのはバル・カフェテリアと銀行の支店の二つであった。
銀行に勤務することはエリートであった嘗て銀行で勤務することはエリート社員であった。失業率の高いスペインで、銀行に勤務することは長期に亘って安定した職場だということであった。
バブル景気の真っ最中に人口僅か6万人の都市ソリア市に米国のシティーバンクが支店を構えたほどであった。当時、10万人の都市で平均して96の支店が開設されていた。バレンシア州の人口6万人のアルコイ市でも銀行の支店数が69支店あった。当時のイタリアだと同規模の都市で52支店、ドイツだと50支店あったという。