魚が好きすぎてライターをしながら魚屋で働き始めた筆者。今回は、勤める魚屋の店長にも協力してもらい、人気釣りターゲットのアジとマダイの目利き(美味しい魚の見分け方)を紹介します。

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釣り好きの魚屋店員が教える【アジとマダイの美味しい個体の見分け方(目利き)】

釣り魚は鮮度抜群

釣りたての新鮮な魚を食べられるのは釣り人の特権です。スーパーや魚屋さんに並ぶ鮮魚も、釣り人が自ら釣った魚の鮮度には敵いません。鮮度が落ちやすい魚種の中には、釣りをしなければなかなか食べられないものもあります。

釣り好きの魚屋店員が教える【アジとマダイの美味しい個体の見分け方(目利き)】スーパーで買える鮮魚(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

釣った魚の嬉しいポイントは鮮度だけではありません。血抜きや内臓の処理など、美味しく食べるためには欠かせない血抜きや内臓除去などの下処理が自由にできます。手間が掛かっても美味しく食べるために丁寧な下処理をすれば最高の魚を持ち帰って食べられるのは釣りが趣味で良かったと感じる一場面です。

美味しい魚の見分け方

釣った魚を含め、美味しい魚を食べるためには目利きの力も必要です。魚屋や料理店で魚を仕入れる際には欠かせない力ですが、釣りでも大変役立ちます。

釣り好きの魚屋店員が教える【アジとマダイの美味しい個体の見分け方(目利き)】美味しい魚の見分け方とは?(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

美味しい魚を選んで持ち帰ることで、食べる分だけ持ち帰る感覚が身につきます。結果的に資源の保護にも繋がるため一石二鳥です。

釣り魚は個体差あり

釣り堀やエリアトラウトのように養殖で質の安定した魚が釣れる環境もありますが、基本は自然の魚を釣るのでどうしても同じ魚種で個体差が出やすくなります。痩せている魚に筋肉質な魚、丸々と肥えた魚まで個体ごとに身の質から脂乗りもバラバラです。せっかく釣った魚も脂が無くてパサパサで美味しくないのではモヤモヤした気持ちになってしまいます。

そこで、釣った魚を目利きして美味しい魚を選べば食べる楽しみに繋がり、嬉しさや楽しさをもっと感じられるはず。釣りをするなら目利きの基本を押さえておくと、普段の釣りライフがさらに充実すること間違いなしです。

魚屋さんが教える目利き

魚が好きすぎてライターをしながら魚屋で働き始めた筆者。今回は、勤める魚屋の店長に協力してもらい、目利きの基本を教えてもらいました。

釣り好きの魚屋店員が教える【アジとマダイの美味しい個体の見分け方(目利き)】3枚おろし(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

魚屋一筋30年以上のプロである店長直伝の初心者でも分かりやすい目利き方法をご紹介します。

釣魚の目利き

釣った魚は鮮度が良いのを前提条件として、魚の体型を見て選びます。目利きのポイントは体高と身の厚みで、腹から背にかけての幅が広い魚を選ぶのが基本です。

ただし、お腹が痩せて凹んでいる魚や触った際に弾力がなくスカスカな感触の魚は控えます。また、魚の向きを変えて魚と正対するように見てみましょう。正面から見て厚みがある魚を選ぶのも目利きのポイントです。