通勤時間、睡眠時間、朝食の時間など、働く女性のリアルな姿が浮き彫りに。

『女の転職type』は女性のリアルな仕事観の調査を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公開しています。今回は「時間」についてアンケートを実施しました。

残業時間の平均は9.8時間

残業時間について聞いたところ、最も多かったのが「1~10時間未満」38.4%、次いで「0(ほぼなし)」27.5%、平均9.8時間。主な職種別に見てみると、営業系の残業時間が最も長く平均14.3時間でした。次いで、エンジニア系が11.2時間、サービス・販売系が9.3時間、事務・経理・人事系が8.6時間でした。

通勤時間の平均は42分

女の転職type会員に通勤時間について聞いたところ、最も多かったのが「30~60分未満」37.0%、次いで「1~30分」34.1%、平均42分でした。「0(フルリモート)」を合わせると、約8割の人が1時間未満の通勤時間です。

一方、東京に住んでいる人だけを見てみると、「30~60分未満」が全国より12.4%増の49.4%、「1~30分」が10.8%減の23.3%。住宅費が高い東京においては職住近接が叶わないケースもあるとみられます。

会議時間の1日あたりの平均は33分

1日あたりの会議時間については、最も多かったのが「0(ほぼなし)」62.4%、次いで「1時間」27.2%、平均33分でした。約9割の人が1日1時間以下という結果です。

職種別に見てみると、エンジニア系は「0(ほぼなし)」が33.3%と全体より半減。最も多いのは「1時間」の45.4%で、平均60分です。営業系も全体に比較し「0(ほぼなし)」が46.5%と20%ほど減っており、平均48分とやや長めでした。

会議時間が少ないのは「サービス・販売系」で、75.7%が「0(ほぼなし)」と回答しています。人と関わるイメージの強いサービス・販売系ですが、会議という形態での時間は少なく、逆にパソコンに向かうイメージが強いエンジニア系は、仕事はプロジェクトで進むことが多いこともあり、実は会議が多くなる傾向があります。

睡眠時間の平均は5.9時間

平日の睡眠時間について尋ねたところ、最も多かったのが「6~7時間」56.9%、次いで「4~5時間」32.5%、平均は5.9時間でした。8時間以上寝ている人は1割弱となっています。

年代別に見てみると、年代が上がるにつれて睡眠時間が短い人の割合が高まります。結婚や出産などライフステージの変化に伴い、睡眠時間を確保するのが難しくなっているとも言えそうです。