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ご当地ナンバーが適用されている地域は要注意!
二桁ナンバーオーナー同士でつながるのが最も確実な方法かも?

ご当地ナンバーが適用されている地域は要注意!

「実はできます」分類番号が二桁のナンバープレートを取得・車を保有するマル秘テク!でも注意したいのは……
(画像=ご当地ナンバー「つくば」ナンバーの地方図柄入りプレート、『MOBY』より引用)

ここで注意したいのが、「ご当地ナンバー」です。

2006年に始まったご当地ナンバー制度によって、ナンバープレートの地域名が増加しました。

例えば品川ナンバーの管轄区域内であっても、世田谷区に居住している人には世田谷ナンバーが付保されています。

また、新地域名が複数に分割された地域もあります。福島ナンバーは福島の表記を残しながら会津・郡山が誕生、練馬ナンバーも杉並・板橋が誕生するなど、新たな地域名は今後も増えていく可能性があります。

旧地域名が適用されていた範囲内を使用の本拠地とする場合には、引継ぎを行うことが可能です。

では、新オーナーが使用の本拠地とする地域が、ご当地ナンバーの区域になっている場合には、引継ぎができるのでしょうか。

例えば、「宮城33」のナンバーを引き継ぎたいと思っている新オーナーが、宮城県仙台市を使用の本拠とする場合、新規取得では仙台ナンバーになります。

しかし、仙台ナンバーは宮城ナンバーの管轄から分離したものなので、使用の本拠地が現在の宮城ナンバー付保地域(仙台市以外)になっていなくても、仙台を使用の本拠地として登録し、宮城33のナンバーを引き継ぐことは可能です。これはどちらの地域も宮城運輸支局の管轄地域だからOKということになります。

難しいのが、同一都道府県内に複数の運輸支局がある場合です。

例を挙げると愛知県。名古屋ナンバーを交付する愛知運輸支局、尾張小牧・一宮・春日井ナンバーを交付する尾張小牧陸運局、三河・豊田・岡崎ナンバーを交付する三河陸運局、豊橋ナンバーを交付する豊橋陸運局の4つの運輸支局があります。

愛知県の場合、旧三河ナンバーの二桁ナンバープレートを引き継ごうとする場合には、新オーナーの使用の本拠地が三河・豊田・岡崎ナンバーを交付する地域でなければなりません。他3陸運局の管轄する地域で使用の本拠地を設定すると、旧三河ナンバーを引き継ぐことはできないということになります。

特に愛知県の場合には、全国最多の地域名を誇る県であり、旧管轄区域と新管轄区域が入り混じる地域もあることから、旧ナンバーの引継ぎに関しての条件が難しくなります。

二桁ナンバーオーナー同士でつながるのが最も確実な方法かも?

「実はできます」分類番号が二桁のナンバープレートを取得・車を保有するマル秘テク!でも注意したいのは……
(画像=©itchaznong/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

二桁ナンバープレートを必ず引き継ぎたいと考えている人は、まず旧所有者の情報(販売されている中古車の車検証情報)を入手して、自身が住む地域を管轄する運輸支局へ相談するのがよいでしょう。

旧オーナーと新オーナーがおなじ管轄区域に使用の本拠地を定め、さらに販売されている中古車が一時抹消されていないという難しい条件ではありますが、今でも二桁ナンバー車を入手する方法はあります。

また、実際に二桁ナンバーを引き継いでいるオーナーに聞いてみると、個人間での売買や譲渡が行われているケースが多いようです。中古車市場を探すよりも、人と人のつながりを使った方が、二桁ナンバー車を入手するのは簡単なのかもしれません。

二桁ナンバー車を手に入れた後は、ナンバーの変形や破損が大きいといった場合には、二桁ナンバーの状態で新しいナンバープレートの再交付を受けることも可能になります。(但し、1桁ナンバーのものは再交付すると二桁になる。)

今やあまり見かけることのなくなった二桁ナンバーの車。ナンバープレートの歴史を知る上では、二桁ナンバーを守り、後世につなげていくという活動も、意味があるものなのかもしれません。

文・Red29/提供元・MOBY

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