昨今はメンズエステやメンズサロンといったように、男性が脱毛できる店舗が全国的に展開されており、ヒゲ脱毛は多く利用されています。しかし、脱毛をするには10回以上の通院が必要、という声もあります。今回はヒゲ脱毛において10回通っても効果は無いのか、効果が出る回数などについて解説していきます。
目次
ヒゲ脱毛でツルツルになるまでの回数の目安
ヒゲ脱毛は脱毛方法によって効果が変わる
ヒゲ脱毛でツルツルになるまでの回数の目安
ヒゲ脱毛は、メンズサロンやメンズエステなどで実施される、男性向けの脱毛プランです。ただ、実際に脱毛効果が実感できるまでは相当の回数通わなければならない、という話を聞いたこともあるかもしれません。
何回でツルツルに?ヒゲ脱毛の回数と効果の目安
まず結論から申し上げますと、ヒゲ脱毛の回数と効果の目安は個人の毛質や肌の状態によって異なっています。よって、一概に何回通えばここまでの効果が見込める、というのは言い切ることはできないのですが、目安としての回数と効果は分かっています。
回数 | 効果・減り方の目安 |
2~5回 | 効果を実感し始める |
6~8回 | ヒゲが減り始める、髭剃りが楽になる |
8~10回 | ヒゲ脱毛したと目に見えて分かるようになる |
10~20回 | ツルツル肌になる人が出てくる |
実際の脱毛施術の回数と主な効果に関しては上記の表の通りとなっています。複数回通うことによって脱毛の効果を実感しはじめ、ヒゲの減りはじめを感じるのは10回近く通ってからになる様です。
通常ヒゲ脱毛の効果を実感するには、複数回の施術が必要なのはこの目安からも分かるでしょう。ただし冒頭で述べたように、個人の毛の成長サイクルや肌の状態によって異なるため、必要な回数は個人によって異なる場合があります。
なぜ1回でツルツルに脱毛できないのか
ヒゲの脱毛のために複数回クリニックやエステ、サロンなどに通うのは、面倒に思う方が大半でしょう。1回の施術でツルツルになってくれれば理想的でしょうが、実際の脱毛では中々難しい話になっています。
実際ヒゲ脱毛の施術では、一回の施術で完全にツルツルに脱毛するというのは現実的ではありません。ヒゲの毛周期は成長期、休止期、脱毛期の3つの段階に分かれています。ヒゲは一度にすべての毛が成長期にあるわけではなく、異なる周期にある毛が混在しています。
一回の施術で処理されるのは成長期の毛だけであり、休止期や脱毛期の毛はまだ表面に現れていないため完全なツルツル感が得られないのです。よってヒゲの毛周期に合わせて、複数回のエステ、サロン等での施術が必要となります。
ヒゲの毛は太くて頑丈な特徴があります。そのため毛根までしっかりと熱を伝えることが難しく、一度の施術で完全に脱毛するのは困難です。深い毛根や曲がりくねった成長方向の毛は完全に処理するのが難しいため、複数回の施術が必要なのです。
加えてヒゲ脱毛の効果は個人差があります。毛の量や密度、肌の状態などによっても脱毛の結果は異なることがあり、また肌の敏感さやトラブルのリスクを考慮して施術を行うため一度の施術での処理量には限度があります。
10回通えば必ずツルツルになる?
ヒゲ脱毛において複数回の施術が必要である理由はいくつもありました。では、10回施術を行えば完全にツルツルになるかというと、その保証ができるとは限りません。
脱毛施術は成長期の毛に対して効果を発揮するため、全ての毛が成長期にあるわけではありません。したがって、10回の脱毛施術で全ての毛を処理することができない場合があります。
ヒゲの毛は太くて濃いため、完全にツルツルになるには毛の太さや色による影響があります。特に色素の濃い毛や太い毛は脱毛に時間がかかる場合があり、加えて脱毛施術が効果的に働かない場合もあります。
ヒゲ脱毛は肌に負担をかける施術であり、個人の肌の特性や反応によって結果が異なります。人によっては施術後に肌の状態が改善してツルツルの肌を実感することができるケースもあるでしょうが、他の人は肌のトラブルや炎症が起こる可能性も想定されます。
ヒゲ脱毛は脱毛方法によって効果が変わる
ヒゲ脱毛は、1回通えばそれで終わりという訳ではなく、それでいて10回通えば完全なツルツルになる保証もありませんので人による所が大きいと分かりました。実際異のヒゲ脱毛においては、施術の仕方によっても効果の出方が変わる部分があります。
脱毛方法①医療脱毛
まずは、医療脱毛になります。基本的にレーザー脱毛という方式で施術が行われ、レーザー光を照射して毛根に熱を加え、毛根の破壊や成長を抑制します。レーザーの種類や照射方法は施術機器やクリニックによって異なります。
その他にもIPL脱毛という方法を実践するケースもあり、フラッシュ光を照射して毛根に熱を加えて毛根の破壊や成長を抑制します。レーザー脱毛と比べて広範囲の脱毛が可能です。
電気脱毛:を行うケースもあるでしょう。電気針を毛穴に挿入し、毛根に電気を流すことで毛根の破壊を行う脱毛方式です。個々の毛に対して施術が必要で、細かい部位や深部の毛に効果的です。
一般的にはレーザー脱毛が採られていますが、医療脱毛は毛根を破壊することで永久的な脱毛効果を期待できます。毛根が破壊されると、新しい毛が再生しづらくなり徐々に毛の量や質が改善されます。
ただし、脱毛に際して使用するレーザーは出力が高めで、実際の施術の時に痛みを感じやすくなっています。さらにヒゲはレーザーが反応しやすく、脚や腕などの他の部位と比べても痛さが感じられると思われます。
基本的に医療脱毛は、専門の医療施設やクリニックで行われる脱毛方法であり、専門の医師や看護師が施術を行います。個別のカウンセリングを受け、自身の状態や目標に合わせて施術プランが作られますので専門医やクリニックと相談することが重要です。
脱毛方法②光脱毛
続いては、光脱毛です。強力な光エネルギーを使用して毛根に熱を与え、毛の成長を抑制する脱毛方法になります。医療脱毛がクリニックで行われる施術であるのに対して、こちらは脱毛サロンと呼ばれる施設で行われます。
光脱毛によって光エネルギーが毛根に熱を与えることで、毛の成長を阻害する効果を発揮します。施術後は毛が徐々に薄くなり、毛量が減少することが期待されます。レーザーではないので出力も控えめですし、施術時には医療脱毛ほど痛みを感じません。
光脱毛は比較的短時間で施術が行われます。また、施術後に肌の赤みや腫れが起こる場合もありますが、通常は数日から数週間で回復します。ただし、出力が控えめである分、脱毛の効果に関しては低いと言わざるを得ません。
よって光脱毛の効果としては、施術する前よりも髭剃りをする回数が減らせる、卒業まで通い続けるとヒゲが生えにくくなったといったものとなります。
医療脱毛と同じく、通い続けて施術を複数回受けることによって、段々と脱毛効果が表れるようになります。1回あたりの脱毛効果が医療脱毛に比べると弱いので、施術回数自体は医療脱毛よりも多くなりがちです。
美容脱毛の効果
美容脱毛は、美容目的で行われる脱毛のことを指します。一般的な脱毛方法と比較して美容脱毛は肌にやさしい施術方法や効果に重点を置いており、医療機関に加えてエステサロンでも施術されています。
この方式はクリニックで行われる方式とは異なり、あくまで毛が伸びてくるのを遅延させる効果を発揮する施術です。実際の施術の仕方は光脱毛の他、美容ライト脱毛などが代表的となります。
クリニックで行う脱毛は医療行為であるため、実際の施術に際しては医師免許や資格が必須となります。ですが同じレーザー照射を行う方式でも出力が弱いために、特に免許などが無くとも美容脱毛は実施できます。
特筆した特徴として、脱毛に合わせて肌のケア効果も受けられる点があります。どの部位を脱毛するにしてもダメージが発生してしまいますが、エステのようなマッサージ、およびパック等のスキンケアが同時に受けられるのです。
こちらもサロンで行われる光脱毛と同じく、施術回数はクリニックでの脱毛と比べると多めです。同じレーザーでも出力が弱い機器を使用して毛根の働きを弱めますので、一時的な減毛、抑毛効果に留まります。