以前もこれで空幕長が引責辞任。
空自官製談合、外薗航空幕僚長辞任のは納税者を謀る猿芝居
基地の外にあるOBが作った如何わしい会社と会計担当者がつるんで悪さをしています。
現場が要求している製品を排除して、「同等あるいはそれ以上」という仕様書に書かれた文言を悪用して、本来要求されている物品を取ることなく、粗悪品を納入する業者に入札させます。
以前もそれでパチもんの暗視装置や、アメリカ製だけ電光管がロシア製の粗悪な暗視装置を調達していました。
例えばESSの●●というゴーグルが現場から要求されていたとします。すると中国製の数分の一の粗悪品、あるいは●●ではなく、その下位のESSの製品を並行輸入業者などから仕入れて安い値段で落札されます。
真面目な業者がその製品を入札用に確保しても、入札できずに在庫になることも多々あり、正直者がバカを見る、構図になっています。このままでは空自の調達からまともな業者は撤退するでしょう。
こういうことは陸自や海自でも無いことはないですが、空自はものすごく多いです。おそらく経理担当者がグルになって利権を貪っている可能性があります。
これを空幕長が知らないのは怠慢としか言いようがありません。
今後具体的な例を調べて、空幕長会見で質して行こうと思います。またこういう相談を少なからず受けているので、会計監査院や財務省の主計科の防衛担当係に、具体的な事例を挙げて告発することを勧めています。監察本部は当てになりませんから。
【本日の市ヶ谷の噂】 「しらせ」搭載の大型ヘリコプター(CH-101)が殆稼働できず、ローターの付いた屑鉄化したが、その原因は海自のMCHも含めて川崎重工がライセンス生産という名の事実上組み立て生産しているが、よせばいいのに変な部品を国産化して規格を買えているので高価になってろくに調達できないことが原因、との噂。
■ 東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
陸自3人死傷の銃撃事件から見える装備の貧弱さ 有事になれば他国の軍隊の何倍も戦死者を出す
■ Japan in Depth に以下の記事を寄稿しました。
陸自の広帯域多目的無線機は使えない(上)
陸自の広帯域多目的無線機は使えない(下)
編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2023年6月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください。