戸賀編集長が語る愛車ヒストリー 第16弾! 「人生初のBMW」、本当にハマったのは意外な人物だったのでした!
shutterstock(画像=『JPRIME』より 引用)

業界でも屈指の “クルマ通”である戸賀編集長。数々の名車を乗り継いで来た彼が「何を基準にクルマを選んだのか?」、または「そのクルマのどこが魅力なのか?」を語ります。J PRIMEをご覧の貴兄の“今後のクルマ選び”の参考になれば幸いです。話の聞き手は、戸賀編集長の雑誌編集者時代の同期、フリーランスエディターの菅原。若い頃の数年間は、仕事も遊びもほとんど一緒に過ごしていたという「トガ&スガ」の二人。そんな二人ならではの昔話、こぼれ話もお楽しみにください!

プジョーRCZには満足していたものの、やはり実用性を考えると、その使い勝手は今ひとつだと感じ始めていた戸賀編集長。そんな時に頭に浮かんだ自動車ブランドが、たったひとつあったと言います。そのブランドとは何か?そして戸賀編集長が購入を決めた1台とは何だったのでしょう?

菅原 ついにトガの、セカンドカーライフが復活することになる、今回の愛車遍歴! 復活ということは、ついに悪いことに手を出したの?(笑)

戸賀 違うよ(笑)。当時、編集長を務めていたメンズクラブに元気が出てきたんだよ。そうなってくると俺を含めた編集部にも元気が出てきた。すると、なぜか編集部内のゴルフ熱も高くなってくるんだよ(笑)。

菅原 トガが無理やり誘ったんじゃないの(笑)。でもゴルフ熱が高まることと、車選びは関係ないんじゃないか?

戸賀 いや、俺は人との距離を縮めたいときには、一緒にゴルフをラウンドすることが多い。だから編集部の人間と行くにしても、クライアントと行くにしても、キャディバッグは4つ積めても、人が2人しか乗れないRCZは間違いなく役不足だった。この状況を打ち破るためには、4人が乗れて、かつキャディバッグを4つ積めるセカンドカーを探す必要があった訳だ。

菅原 同意はしかねるが、戸賀っぽい考え方ではあるな(笑)。

戸賀編集長が語る愛車ヒストリー 第16弾! 「人生初のBMW」、本当にハマったのは意外な人物だったのでした!
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人生初のBMW

戸賀 そんな時、頭にふと浮かんだのがBMWだったんだよ。ある意味コンサバで、乗っていく場所を選ばないのも、RCZにはない魅力でも

あった。

菅原 あれ? 戸賀ってBMWに乗ってなかったっけ?

戸賀 乗ってない。だからって、まだお金にすごく余裕がある訳ではないから、BMWで一番小さいセダン、それもBMWの看板でもある3シリーズに狙いを絞った。で、購入を決めたのが、当時出たばっかりの328iで、悩みに悩んだ結果、ブラウンメタリックのボディカラーに、ベージュのレザーの内装の組み合わせを選んだんだよ。

戸賀編集長が語る愛車ヒストリー 第16弾! 「人生初のBMW」、本当にハマったのは意外な人物だったのでした!
(画像=『JPRIME』より 引用)
戸賀編集長が語る愛車ヒストリー 第16弾! 「人生初のBMW」、本当にハマったのは意外な人物だったのでした!
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菅原 なんで、あの頃評価が高かった320iを外したの?

戸賀 当時はダウンサイジングターボが出始めた時だったから、まず1997㏄、直4ツインターボというエンジンに興味があったんだよ。エコだしね。ただ328というモデル名については、2リッターなのに、どうして320じゃないの? って呟いた記憶はある(笑)。でも走らせてみると、2リッターなのにパワフルで、ツインターボのおかげで大排気量NAエンジンのように自然な走りなんだよ。328でも問題なし(笑)と思ったし、一発で気に入ったエンジンだった。

菅原 じゃぁ、328iは、ゴルフに仕事に、プライベートにと大活躍だった訳だ。

戸賀 いや、ところが、そう上手く事は運ばないんだよ。