FutureFinderメディア事業部長 佐藤裕康氏の分析
今回の調査結果について、ジェイックのFutureFinderメディア事業部長・佐藤裕康氏は以下のようにコメントしています。
「25卒から正式に採用直結型のインターンシップが解禁されたことや、大卒有効求人倍率の上昇、若年層人口の減少を踏まえると、今後新卒採用の早期化・競争激化はより進むことが考えられます。
24卒の採用活動においては、採用選考活動の解禁日であった6月1日時点での就職内定率は79.6%と公表されました(株式会社リクルート就職みらい研究所公表)。
このような状況の中、中堅・中小企業からは『例年より、選考タイミングを早めて学生との接点をもったが、当社の選考期間中に他社から内定を獲得し辞退する学生が増えています』『選考中の学生においても、内定を複数保有している割合が増えているように感じます』といった声が寄せられています。
今後、中堅・中小企業が新卒採用を成功させるためには、今まで以上に『学生が何を重視し、求めているかを理解すること』や『自社の採用ターゲットになりうる学生と接点を持つこと』『自社の客観的な見え方を把握したうえで、社内制度や採用手法を見直すこと』が必要になると言えます」
調査概要
調査名称:25卒採用活動に関するアンケート
調査対象:上場および非上場企業の人事責任者・担当者
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
提出数 :有効回答133件
調査期間:2023年5月10日-2023年6月13日