Googleのワクチン情報統制アルゴリズムにより、アゴラのアクセス数はコロナ前の1/3に減った
あまり知られていないのかもしれませんが、Googleは「ワクチンに否定的な情報」を検索結果に殆ど表示しないようにプログラムしています。また、YouTubeは、どんなに正確な情報でも「ワクチンに否定的な情報」は削除しています。これは明らかな情報統制です。
僕のYouTube動画も、10本以上削除されました。なので今は情報統制のないニコニコ動画に移行しています。驚いたのは、先日僕が脳外科医にインタビューした動画。ニコニコにアップする前に、脳外科医本人に確認してもらおうとYouTubeで限定公開(アドレスを知ってる人だけが見れる)したら、限定公開なのにたったの5分で削除されたのです…。森田のチャンネルはずっとAIが見張ってるんでしょうね・・(汗)
アゴラはワクチンに否定的な情報も肯定的な情報も、両論載っている稀有なメディアですので、Googleさんの方では気に入らなかったのでしょう。で、検索結果に表示しないというやり方で、バッサリやられたのですね。僕も一時検索エンジン最適化(SEO)について頑張っていた時期があったのでよく分かりますが、これはもう死活問題です。
池田さんには、Googleの情報統制に負けないで頑張って欲しいです。
ちなみに、この情報統制は決して国家ぐるみのものではなく「一企業の利益」を目的としたものです。なので、「企業の勝手だろ」と言われればそれまでなのです。
ただ、インターネット検索や動画サイトがここまで一般化し、ほぼ社会インフラの域までされてるこの状況で、企業の良いように情報を制御してしまうというのは、倫理的にも(おそらくその企業にとっても)良いことではないと思います。
同じ事象を観察しても、論者次第で全く異なる2つのグラフを提示することが出来る永江一石さんと小島勢二先生のお二人が、全く同じテーマでグラフを提示されたのですが、それが全く違う結論になっていたのも興味深かったです。
横軸に「ワクチン追加接種者数」 縦軸に「超過死亡」
この条件で、小島先生が提示されたのがこちら、右肩上がりで「ワクチン接種すると超過死亡が増える」ことが示唆されるグラフです。
一方、永江さんの提示されたのがこちら。きれいな右肩上がりにはならず、「ワクチン接種が伸びても、超過死亡はあまり変わらない?」という風に読めます。
どちらが正しいのか、と言う議論はさておき…。
この2つのグラフを見ると、論文やエビデンスというものは、扱う時期や、対象データの選定などで、いろいろなものが作れてしまう、というのが良く分かります。
先程、GoogleやYouTubeが情報統制をしているということを書きましたが、小島先生によると、超有名な医学雑誌でも「ワクチンに否定的な論文」は掲載されないことになっているようです(医学雑誌にもスポンサーがついているので)。
有名医学雑誌に掲載されることは医師の出世にとって最重要案件ですので、そこを目指す医師は、なるべく「ワクチンに好結果」になるようなグラフや論文を出してしまうことになるでしょう。
やはりここにも「企業の利益」が大きく影響しているようです。
あと面白かったのは、
ワクチン推奨派の永江さんも中村先生も最新のワクチンは打っていない。 会の参加メンバーの多くが、弱毒オミクロンに対してワクチンが有益だとは思ってない(家田さんは異議あり)。
なお、僕は所要により途中で退室しましたが(2時間予定が3時間半に伸びたので…)、退室前に「アジアと欧米では被害がぜんぜん違う」というデータを提示した意味は、会の流れとして、世界各国のワクチン接種状況や超過死亡などを比較して類推し、そこから日本の超過死亡を考えよう、という思考が多かったのに対し、
「欧米とアジアでこれだけ被害が違うのだから、人種や地域や民族などで新型コロナに対する免疫反応が全く違っていたと考えるのが妥当だと思う。なので、他国のデータから類推して日本の状況を考察することにあまり意味はないのでは? 歴史上でも現在でも、地域によって感染症の流行や免疫反応に大きな差があるというのは普通にあること。」
と言いたかったのです。
時間がなくてそのまま退出してしまいましたが…。
以上、日本初?ワクチン慎重派・推奨派が一堂に会した「超過死亡討論会」の参加報告でした。