ここ数年、低水位続きでパッとしなかった山梨県富士河口湖町にある河口湖。ところが6月初旬に降った大雨を境に水位が上昇し、一気に魚が接岸傾向となった。記者も久しぶりに見た同湖特有の大型美ベラに大興奮!水位が大幅に下がりさえしなければ、まだまだチャンスはあるので「目ん玉ムシ(クロメマトイ)」対策を必携にぜひ釣行してみてほしい。なお今回は長靴&通常釣り台で入釣可能なポイントを厳選して紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部)
河口湖のヘラ釣り概況
列島南部を中心に多大な被害をもたらした6月初旬の大雨を境に、河口湖の水位は70cm以上も上がった。それ以降も上がり続け、6月14日の時点で増水前と比較するとプラス1.4mまで上昇した。
上がった直後は50cm超を含む尺半超が湖岸各所で一気に口を使ったが、その後は日並みに左右されつつのダラダラ状態。今後再び起こるであろう大乗っ込みの好機をつかむためにも、水位情報はまめにチェックしたい。国土交通省「川の防災情報」ページの検索欄に「河口湖」と入力すればチェック可能。直近水位だけでなく、過去1週間の推移も合わせてチェックしたい。
河口湖のヘラ釣りポイント
以下は直近の水位において通常の釣り台&長靴で釣りが可能な代表ポイント。
・丸栄ワンド
・さかなやワンド
・富士ビューホテル前(朝鮮半島)
・西湖落し
・室沢川~長浜川間のアシ周辺
・清水
・八杭ワンド
・奥川吐き出し左側
・浅川
・花火台
・船津交番下(宙)
・山路
・ロイヤルワンド。
編集部イチ押しポイント
編集部イチ押しポイントは、
・丸栄ワンド
・さかなやワンド
・清水
・浅川
・山路
いずれも魚の有無や濁りを視認しやすく、駐車スペースからも至近なので手軽に狙える。また現在の水位(マイナス1.41m)では狙えないが、さらに30~40cm(マイナス1m前後)まで上がると八木崎公園内にある池も面白い。直近では同池につながる水路の手前まで魚がいて、これらが池内に入れば一気にハタき始めるだろう。
なおこの時期は風が弱いと目ん玉ムシ(クロメマトイ)がうるさく、なかには目の中に飛び込んでくるケースも。一時的ならハッカスプレーなども効くが、完全に防御したいなら頭からかぶる防虫ネット(メッシュ)が効果的だ。