後ろ向きの状態で面接に挑むと人事に伝わり内定が獲得しづらかったり、根本の解決につながらなかったりと、転職してもまた同じことを繰り返してしまうかもしれない。

最終的にネガティブな理由が大部分を占めていたとしても、できる限りポジティブな理由に変換することが大切だ。

注意点2:会社の内部事情を把握したうえで転職する

実際に転職活動を進める時、事前に会社の内情を把握することが重要だ。とくに、会社側の問題で自分では解決できないと感じて転職をする際は要注意である。

同じことを繰り返さないためにも、今感じている悩みの要素が転職先にないのか、事前に把握しておきたい。

ある程度の情報はネット上でも収集できるが、社員の特徴や職場の雰囲気などリアルな部分を知ることには限界がある。

たとえば、転職エージェントなら人事や経営層と接点を持っているため、公には出ていない情報を把握しているケースも珍しくない。

独力で情報収集しきれない場合は、転職エージェントの利用も検討してみてほしい。

自分で解決できるかどうか……

毎日働く環境でメンタルダウンを起こすと、仕事そのものにストレスを感じて生産性も上がらないだろう。

もしも精神的につらいと感じることがあり、自分で解決することが難しければ、転職エージェントを活用し新たな職場を探すことも視野に入れてみてはどうだろうか。

文・大里直也(HR専門ライター)
転職やキャリア、人材採用をメインに取材執筆。採用における戦略立案などのコンサルティングも手掛けており、転職ノウハウ・各種転職エージェント、サイトにも精通している。