鳥や虫のような飛び方を可能にする方法

広瀬:当時、テネモスの商品に夢中になりました。弊社で販売するための商品を取りに行くと、飯島さんから「せっかくだからお茶を飲んでいきなよ」と言われてずっとおしゃべりしていましたね(笑)。当時、テネモスの社屋の天井には無数のラジコン用飛行機が飾ってありました。しかし、よく見るとひとつひとつの形が違うんです。飯島さんによると、「飛行機の形状を変えて翼のリブの数を変更するとそれぞれが違う飛び方をする」んだとか。飯島さんは鳥や虫をイメージして作っていましたね。

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提供:オプティマルライフ(画像=『TOCANA』より 引用)

――それも何かの研究だったのでしょうか?

広瀬:飯島さんの文章には、このような記載がありました。「トビが獲物を見つけ捕らえる時、空中で止まったり、急加速に変化したりします。チョウやトンボも風に左右されず瞬時移動を行います。このような飛び方は、飛行機理論では解明できていません」。飯島さんは鳥や虫のような動きをする飛行機を作りたくてあのようなラジコン用飛行機をたくさん作ったのだと思います。

――言われてみれば、鳥や虫は独特な飛び方ですね。

広瀬:「謎を解き明かして鳥や虫のような飛び方を可能にする方法は、たった1つ。鳥や虫の構造をよく観察して、飛び方を観察することだ」と飯島さんは言ってましたね。しかし、それこそがテネモスが提唱する「自然メカニズムを理解する」ということだと確信したんです。

――「自然メカニズムを理解する」にはどうしたらいいのでしょうね?

広瀬:テネモスの理論は、言われてみれば「あ、そうだね」と、すぐ納得してしまう話が多いんです。しかし、それを実行することはとても難しいことだと思う。テネモスを理解するためには、酸素、クラスター、滝の理論、圧力、吸引サイクル、放出サイクル、宇宙の法則、無(無意識)、ゼロの法則、微生物、万物の呼吸、五感を超える……ということをすべて理解しなければならないんです。その奥は深く、理解するには一生かかるでしょう。

テネモスのフリーエネルギーを利用した永久機関

広瀬:こちらの動画を御覧ください。とても古い動画なんですが……。

――これはどういう原理でプロペラが回っているのでしょうか?

広瀬:2枚の板の先にプロペラが付いているのですが、板同士をくっつけると電気が発生してプロペラが回ります。普通はコイルと磁石を使って電気を発生させたりするのですが、そういうことをしなくても電気を“引っ張って”くるんです。

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『フリーエネルギー版 宇宙にたった1つの神様の仕組み』(ヒカルランド)(画像=『TOCANA』より 引用)

 このように、空気の中にある見えないエネルギーをどうやって引っ張ってくるのかを飯島さんは考えてフリーエネルギーの商品を発明していました。

飯島秀行さん講演 前半 「フリーモーター」の解説をしている。

広瀬:飯島さんが開発した永久運動を起こす装置「フリーモーター」があるんです。これが回るメカニズムは永久機関と言っても良いでしょう。

――永久機関とは、外部からエネルギーを得なくても永久に動き続けるという架空の装置ですよね。

広瀬:「フリーモーター」は、一定の電圧をかけると回転を始める。しかしモーターで回転しているわけではない。そして、驚くことにフライス盤が勢いよく回転して安定し始めると電流値が下がって0mAになる。私たちは通常、電気製品を使用する場合は、「何ワット?」と尋ねるでしょう。たとえば、電気ストーブは400Wとか、PCの電源は350Wとか、LED電球は12Wとか。電力(W)=電圧(V)×電流(A)だから、電圧をかけても電流値が0ならば、100V×0mA=0Wになります。しかも、装置はバッテリー、すなわち、直流の電圧をかけているのです。交流の場合はもう少し複雑ですが。

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(画像=『TOCANA』より 引用)

電流がなくても物が動くことについて解説する飯島氏。動画4:17あたり

――電流0なのにフライス盤が回り続けるということですか⁉

広瀬:なぜこのフライス盤は回り続けるのか? それは見えないエネルギーが働いているからとしか考えられません。回転を続けるということは、コイルと磁石を使うと、この装置自体から無限に電気を生み出すことも可能なんです。簡単に言えば「自転車の発電ライト」と同じ原理です。見えないエネルギーの正体がやっとつかめた瞬間でした。ちなみに、このフリーエネルギー装置の噂を聞きつけ、電力会社の人が調査にきたので、どのような部品を使用してどのような仕組みなのかを飯島さんはすべて教えたそうです。電力会社からは、「どんなに調べても、理解不能」という回答が来たそうです(笑)。それは、見えないエネルギーに対して理解できないからだと飯島さんはおっしゃっていました。たぶん、知的な人であればあるほど、理解できないと思う。

――エネルギーを何もないところから採取できて、有限ではなく無限であれば、森林破壊などの環境に悪影響を与えることが多い現在のエネルギー問題も解決しますね。

広瀬:弊社でもフリーエネルギーを理解していただくために「フリーエネルギー学習キット」を販売していました。動画を見ていただき、フリーエネルギーの世界を体感してください(笑)。飯島さん曰く、エネルギーは、石油や石炭などの物にあるのではなく、何もない「空」こそがすべてのエネルギーだったというのです。

――ところで、見えないエネルギーとは結局何なのですか?

広瀬:ズバリ波動です。実は、飯島さんは2016年に亡くなりました。でも、テネモスの商品は弊社でずっと販売しています。飯島さんの原理は、テネモスの数々の商品となって、今でも愛用者が絶えません。今回は飯島さんを偲んで、テネモスのおすすめ商品を紹介いたしましょう。