キーボードの打感は想像していたよりもいいが……

それでは、実際にダイソーの「超薄型ワイヤレスキーボード」をタブレットと接続して使ってみましょう。

まず、10インチのタブレットと組み合わせると、サイズがピッタリでMicrosoftのSurfaceのような感じになります。見た目はなかなかいい感じですよね。

ダイソーの「超薄型ワイヤレスキーボード」を購入してみた − 打感は想像してたよりも良いが……
こちらが実際にタブレットと組み合わせた状態。横幅がピッタリで、まるでMicrosoftのSurfaceのような感じになります(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

実際にキーボード入力する前に、動作モードを「Fn+Q」でAndroidに切り替えましょう。次に、メモアプリを起動してキーボードで入力してみると、意外とすんなり文入力できます。

キーピッチもWindowsノートパソコンとさほど変わりませんし、さほど入力ミスなく文章を書けました。

キーはパンタグラフ構造なのでなめらかな優しいタッチです。もちろん本体が薄いため、キーストロークは少なめですが、Surfaceなどのペラペラな薄いキーボードに比べると、かなり打感がいいです。

少なくともAndroidタブレットの画面に表示されるキーボードで文字入力するよりも快適でしょう。

ダイソーの「超薄型ワイヤレスキーボード」を購入してみた − 打感は想像してたよりも良いが……
こちらは、「OPPO Reno5 A」とペアリングした状態です。想像していたよりも、メモ帳で文字入力するのが快適にできました(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

ただし、少し気になる点もあります。それは、本体が薄すぎて強くキーを押すと中心部がたわんで沈み込む感じがすること。筆者はさほと気になりませんでしたが、強くキーを押す人には厳しいかもしれません。

また、裏面が鉄板むき出しで滑り止めもないので、タイピング中にキーボードが滑ることがあります。裏面に滑り止めを貼ればいいのですが、ここはもう少し何とかしてほしい部分です。

さらに、入力時の音がカチャカチャと高い音がするのも気になります。自宅や出張先のホテルならいいですが、静かなカフェや待合室などでは、周囲に気を使ってしまうかもしれません。

もちろん、キーボードが滑ることやカチャカチャうるさい部分は、裏面にマウスパッドのようなものを敷けば解決できますが、そうなると今度は薄さや軽さが犠牲になります。ここは少し悩ましいところです。

まとめ

いかがでしょうか? 今回はダイソーで1,100円で売られている超薄型ワイヤレスキーボードを実際に使ってみました。

最初は、あまり期待していませんでしたが、実際のキーボードで文字入力したときの打感は想像していたよりもよくて、意外と好印象でした。

ただし、本体が薄すぎて中央部がたわむこと、裏面が鉄板むき出しで表面がツルツルしたデスク上では滑ってしまうこと、入力時の音がカチカチうるさいといったマイナス面もありました。

とはいえ、1,100円と格安なのでコスパは悪くないかと思います。出張先のホテルで文章を書くときに、大きくて重いノートパソコンを持って行くよりも、軽量コンパクトなタブレットと組み合わせて使えるのは便利でしょう。

また、出張先でキーボードが故障したときにも、「ダイソーでこのキーボードを1,100円購入できる!」という妙な安心感もありました。ダイソーで見かけた方はぜひお試しください。

※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2023年6月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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