洗浄性能はいまいち?ノンブラシ洗車機のデメリット

ノンブラシ洗車機とは?メリット・デメリット・近くのノンブラシ洗車機を紹介
©yumeyume/stock.adobe.com(画像=『MOBY』より 引用)

汚れが落ちづらい

ノンブラシ洗車機は流水と水圧のみで汚れを落とすため、洗浄性能は直接こすり落とすブラシ洗車機に劣ります。水圧はガン式洗車機より高圧であるものの、噴射口が遠いぶんガン洗車よりも汚れは落ちづらいといえるでしょう。

一見キレイに見えても拭き上げると汚れが残っています。また、水垢や油汚れ、鳥のフンや虫などこびりついた汚れは落としきれません。

洗剤洗車を選べば油汚れやこびりついた汚れに対する洗浄力は高まるものの、やはり絶対的な洗浄性能は手洗いやブラシ洗車機に劣ります。

下回りが洗えない

ノンブラシ洗車は下回りの汚れは落とせません。また、タイヤやサイドステップ周りは洗い残しがやや目立ちます。当然、ホイールにこびりついたブレーキダストやピッチ、タールなども落とすことはできません。

車の上部は上面と側面のノズルの両方で洗浄されるものの、車体下部は洗浄回数が少ないうえ頑固な汚れが付きがちであるため、どうしても落としきれない汚れが残ってしまいます。

その弱点を補うために、タイヤやサイドステップを重点的に洗うオプションが選択できるノンブラシ洗車機もあります。

料金が高い

他の洗車機よりも利用料金が高いのもノンブラシ洗車機のデメリットです。ブラシ洗車機の料金が約400円からなのに対し、ノンブラシ洗車機はもっとも安い水洗いであっても600〜800円と利用料金が割高です。

200〜300円程度で使えるうえ、車体下部の汚れも落としやすいガン式高圧洗車機と比べると非常に割高ではあるものの、最後にブローで水滴を飛ばしてくれる点と、背が高く洗いづらいミニバンやハイトワゴンの天井が洗える点は全自動式のノンブラシ洗車機を利用する大きなメリットです。

ノンブラシ洗車機でかかる費用

ノンブラシ洗車機とは?メリット・デメリット・近くのノンブラシ洗車機を紹介
(画像=『MOBY』より 引用)

この項目では、ノンブラシ洗車機でかかる費用を、リサーチ結果に沿って解説しています。

ノンブラシ洗車機は、通常の洗車機と比べて利用料金が高いのではとお考えかもしれません。しかし、本格的な手洗い洗車など上級の洗車サービスに比べれば、手ごろなコストで安く済ませられるでしょう。

以下、通常の洗車機とノンブラシ洗車機で、料金の価格帯を比較してみました。

  • ノンブラシ洗車機:600円~2,000円(税込)
  • 通常の洗車機:300円~2,000円(税込)

ノンブラシ洗車機でも通常の洗車機でも、水洗いのみからシャンプー、ワックス、コーティングなど各種サービスがついているのは考慮すべきポイントです。ノンブラシ洗車機のほうが高性能で複雑な作りとなっており、機械単体の導入コストが高くなっているのも、最低価格の差に影響していると考えられます。

通常の洗車機と比較しても大きな価格差がなく、かつサービス面もほとんど変わらない点も加味しても、ブラシでボディに傷がつく心配のないノンブラシ洗車機のほうが安心して使えるのではないでしょうか。