潜水艇「タイタン」の事故で死亡した運営会社「オーシャンゲート」の創業者の妻の祖先は、タイタニック号沈没事故の犠牲者となった有名な夫婦だったという。
豪華客船タイタニック号は1912年4月、氷山に衝突。船は北大西洋の海に沈み、1,500人以上が犠牲となった。
ニューヨークタイムズによると、オーシャンゲートのストックトン・ラッシュCEOの妻ウェンディ・ラッシュ氏は、大手百貨店メイシーズの共同設立者イサドール・ストラウス氏とアイダ・ストラウス氏の玄孫(4代後の子孫)だという。ストラウス夫妻は、最も裕福な乗船客の1人で、一等船室に搭乗していた。
タイタニック号の生存者の証言では、アイダさんは、女性と子供たちが優先された救命ボートに乗るのを拒み、40年間連れ添った夫と共に船に残ったという。船が海に沈む間、夫妻が甲板の上で腕を組む姿が目撃されていた。