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鬼キャンのデメリット
鬼キャンの事故の危険性

鬼キャンのデメリット

ヤン車あるある・鬼キャンとは?車検は通る?カスタム方法や事故の危険性を解説
(画像=『MOBY』より 引用)

鬼キャンにメリットはありませんが、以下のようにデメリットはたくさんあります。

  • 轍(わだち)などでハンドルが取られやすくなる
  • タイヤの接地面積が減少するため、加速時はタイヤが空転しやすく、減速時は制動距離が伸びる
  • タイヤ内側だけが異常に早くすり減る
  • サスペンションストロークが短くなるため、乗り心地が悪化する
  • サスペンションアームやハブベアリングなどの部分に負担が掛かり、定期的なメンテナンスが必要になる
  • サスペンションが正常の動作しないため、衝撃を吸収できず車体の寿命が短くなる
  • このような理由から鬼キャンは「百害あって一利なし」といわれています。また、違法改造車に該当する場合は、警察の検挙対象になります。

ドリフト走行時のタイヤグリップ確保とカウンターステア時のアライメント調整のために鬼キャンにされることもあるものの、車の性能や走行場所にそぐわない過度なキャンバーセッティングはデメリットにしかなりません。

鬼キャンの事故の危険性

鬼キャンはタイヤの摩耗や破損だけでなく、車の各部にも大きな負担をかけます。場合によっては走行中にパーツが損傷して重大事故に発展しかねません。

鬼キャンの状態は、サスペンションアームが設計とは異なる動きをするのはもちろん、ハブベアリングには想定外の方向から力が加わるため偏摩耗を起こしやすく、すぐにガタガタになりホイールが脱落する危険性も高まります。

また車高が低くなるため下回りを破損しやすく、マフラーはおろか車体にダメージを与える恐れがあるほか、鬼キャンと引っ張りタイヤの組み合わせはタイヤのビード落ちも引き起こしやすくなります。

鬼キャンの車に乗るのであれば、十分に注意を払った運転と定期的なメンテナンスは必須といえるでしょう。