ドームに五輪、風当たり強まる「猪突猛進」の札幌市

 札幌市は2022年6月、日ハム移転後の札幌ドームの収支予測を公表している。24年度以降、売上高は19億円台を維持するとされており、新型コロナウイルス感染拡大前の19年(39億7200万円)より約20億円減る試算だ。

 ただし、一部からは「本当に19億円も売上を維持できるのか」「あまりにも攻めた想定だ」などと指摘が相次いでいる。壁面にあったスポンサー広告は減り、今年3月に公開した1.5~2.3万人を収容するという「新モード」は「他にもそれくらいの人数を収容できる場所はある」などの理由で評判は芳しくない。

 札幌市側はまるで「猪突猛進」しているように感じる。東京五輪談合事件などの影響により30年の冬季五輪招致の動きは停滞している。札幌市への風当たりの強さは増すばかりだ。

(文=小林英介)

提供元・Business Journal

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