オーメン (1976)
ホラー映画の傑作「オーメン」は、一見無邪気な少年ダミアンがなんと悪魔の息子であった……という物語である。
撮影開始のわずか2カ月前、出演した俳優のグレゴリー・ペックの息子が拳銃自殺。不幸をおして9月にペックがロンドンに向かっていた時、なんと飛行機に雷が命中する事態が起こった。数週間後、製作総指揮のメイス・ノイフェルドが同じ目に遭い、その後、製作のハーヴェイ・バーンハードがローマでの撮影中に雷に打たれるのを辛うじて免れるという事件が起こった。これにはさすがにバーンハードも悪魔の関与を疑ったという。他にも「狂ったヒヒ」のシーンを担当した動物取扱業者は撮影終了後まもなく虎に襲われ、奇しくも13日の金曜日に特殊効果アーティストのジョン・リチャードソンが交通事故に巻き込まれた。彼は命からがら助かったものの、同乗していたアシスタントのリズ・ムーアが、リチャードソン自身が担当した映画のシーンに非常によく似た形で首を切断してしまった。さらに、映画のためにチャーターしていた飛行機が直前で乗り換えとなり、離陸後しばらくして墜落して乗員全員が死亡するという事件もおきていた。
人気のホラー映画の続編が作られない理由には、こういった不幸が続発したことも関係しているのだろうか。
以前トカナでは、日本では映画界や出版業界でホラー作品を扱う際に慣習的にお祓いが行われていることを伝えた。そのような儀式を経ずにホラー映画を製作すると目に見えない力による悪影響があるのかもしれない。
参考:「Unexplained Mysteries」ほか
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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