日本では自衛官の方が射撃訓練中に死傷する痛ましい事件がありましたが、これは自衛隊だけではなく普通の職場でも異なる形で起こる可能性がある、ということは理解しておくべきです。

私の最新書籍である「世界のニュースを日本人は何も知らない4 – 前代未聞の事態に揺らぐ価値観」 でも指摘しましたが、外国人が日本人に対して非常に疑問に思うことに、 日本人はひどい就労環境でもなぜか上司や経営者を襲撃しないということがあります。

他の国は一般的に気性が激しい人が多いですから、 就労環境があまりにも酷いと夜暗いところで上司を待ち伏せして後ろから殴りつけたり、ひどい場合は銃撃してしまいます。

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直接暴力を振るうのがヤバいなと思う人々は、職場でわざと仕事をやらないとか、欠陥品を大量に入れるとか、お客が怒るように仕向けるなどありとあらゆる工作を行って上司に復讐を果たします。

頭が良い人間ほど非常に複雑な工作をやりますから恐ろしいのです。

これは前線の歩兵が、士官を集団で殴りつけたり銃撃するようなことと似ています。