規則が礼儀作法が細々していて煩わしいことを「繁文縟礼(はんぶんじょくれい)」と表現します。
これは手続きなどが煩雑であることも意味する言葉です。
しかし、この言葉はそもそもどこから来たのでしょうか?

今回はそれら「繁文縟礼」について解説します。
ここでは特にその意味はもちろん成り立ちや類義語についても説明します。

目次
「繁文縟礼」とは
「繁文縟礼」の成り立ち
「繁文縟礼」は英語で『red tape』
まとめ

「繁文縟礼」とは

「繁文縟礼」とはどんな意味の四字熟語?その成り立ちは?
(画像=『FUNDO』より引用)

まずは「繁文縟礼」がどのような言葉なのかを見てみましょう。

「繁文縟礼」の意味

「繫文縟礼」とは規則や礼儀作法などが細々としていて煩わしいことを意味します。

つまりはルールやマナーが煩雑で面倒であることの例えです。
実際に無駄な決まりが多いと手間でしかありません。
それら非効率的な状況を表す言葉とされています。

近年では手続きなどがわかりづらいことも指します。
つまり、要するに形式などがたくさんありすぎて鬱陶しいことの例えとして使用される言葉です。
ちなみに、これらは略した表現だと「繁縟」となるそうです。

その他の別の表現であれば「無用の虚礼」と言われることもあるのだとか。

「繁文縟礼」の成り立ち

「繁文縟礼」とはどんな意味の四字熟語?その成り立ちは?
(画像=『FUNDO』より引用)

では「繁文縟礼」はどこから来た言葉なのでしょうか?
ここからは「繁文縟礼」の成り立ちについてまとめます。

「繁文」は文章のことではない

「繁文」は規則などが多くて煩わしいことを意味します。
一見すると「繫文」という字面から文章のことを意味すると思いがちかもしれません。
しかし、本来は規則を意味する言葉なので注意したいところです。

「縟礼」が指すもの

「縟礼」はごたごたとして煩わしい礼儀作法などを意味します。
この漢字には飾りという意味なども含まれています。
要は飾りが多くてくどいということを意味する言葉なのです。