レース報告・豊島怜 ST1000・#13

豊島怜コメント

今回は事前テストの入りから今までのセッティングを全て見直し、新たなセッティングを1から始めました。一長一短にはいかず、初めは上手く走れずペースも遅かったのですが試行錯誤していく中で事前テストの最後には新しいセッティングで今までのペースまで戻すことができました。雨のセッションで、今までSUGOの雨とは非常に相性が悪くまともに攻められたことが無かったのですが、今回進めてきたセッティングではフィーリング良く走ることができました。

公式予選は徐々に路面が乾いていくタイヤ選択の難しいコンディションでした。はじめにレインタイヤでアタックし、1番手のタイムを記録しすぐにピットイン。その後スリックタイヤに変えて、残り15分まで路面が乾くのを待ちタイムアタックを始めました。周回毎に順調にタイムアップをすることができ、7番手まで順位を回復して残り5分の1番コンディションが良くなってきたところで最後のアタックにチャレンジしましたが集団に追いついてしまいタイムアップが出来ませんでした。

終わってみれば10番手までポジションを落としてしまい悔しい結果となりました。
朝フリーでは今回進めてきたセッティングの最終確認+決勝に向けてのフルタンクでの走行でしたがフィーリング良く走れてここで自己ベストを更新することができ総合6番手タイムを記録。決勝や今後に向けて自信が付きました。

決勝はスタートを決めて1周目は9位で通過し、トップ集団の後ろにつけていたのですが、決勝で一気に気温が上昇したことにより、マシンのフィーリングが変わってしまい中々ペースを保つことができず、トップ集団から離されてしまいました。

その後は自分を含めた2台での8番手争いとなり、18周のレースを3分割してペース配分をして最後の6周でペースを上げて単独でのゴールとなりました。

今回はトップ集団から離されてしまい悔しいレースとなりましたが、事前テストからレースウィークまでの全体を見れば前進できたと思います。今年のテーマである、一発タイムだけでなく高いペースで長く周回できる車体作り、その為の自分の技術向上。少しづつではありますが近づいてきてると思います。

次戦、後半戦のオートポリスの前にアジア選手権と鈴鹿8耐があるので、しっかりと成長して後半戦ではもっと強いレースができるよう日々準備していきたいと思います。

チーム関係者の皆様、並びにご協賛して頂いている各スポンサーの皆様、誠にありがとうございました。