目次
主要な火災保険各社の格付け、ソルベンシーマージン比率の一覧
入ってはいけない?ワーストの火災保険会社の具体例

主要な火災保険各社の格付け、ソルベンシーマージン比率の一覧

大手火災保険会社10社のソルベンシーマージン比率の一覧をご紹介します。前述の通り、ソルベンシーマージン比率は「200%」が安全性の基準。よって以下の主要10社は基本的にどの火災保険会社を利用しても、安全性は高いといえるでしょう。

保険会社 ソルベンシーマージン比率 評価
楽天損保 1110.2%(2021年度時点) A
日新火災海上保険 1230.4%(2022年9月時点) AA+
東京海上日動 843.3%(2022年3月時点) AA+
ソニー損保 813.3%(2022年3月時点)
損保ジャパン 535.4%(2022年9月時点) AA+
ジェイアイ傷害火災 2072.3%(2021年度時点) A
セゾン自動車火災 492.5%(2021年度時点) AA-
三井住友海上火災保険 670.7%(2022年9月時点) AA+
あいおいニッセイ同和損保 789.9%(2022年9月時点) AA+
セコム損保 868.1%(2021年度時点) AA+

なお、火災保険会社を比較する際は格付けとソルベンシーマージン比率、また以下で紹介するような苦情件数などをバランスよくチェックすることをおすすめします。

たとえば、この中ではソニー損保は格付けの取得はしていませんが、ソルベンシーマージン比率は高く、健全性は十二分に高いと言えます。

参考元:ソニー損保

入ってはいけない?ワーストの火災保険会社の具体例

ワースト火災保険会社について、具体例をご紹介します。

不払い・支払い拒否の苦情件数が多い火災保険会社の例
日本損害保険協会は、お客様の声、いわゆる苦情の件数を公開しています。

入ってはいけないワースト火災保険の見抜き方とは?保険会社が払い渋りをする理由も
(画像=たとえば日新火災海上保険株式会社は538件、楽天損害保険株式会社は640件、SBI損害保険株式会社は2623件。(いずれも2021年度第4四半期の件数) (画像引用元:日本損害保険協会),『オトナライフ』より 引用)

ソルベンシーマージン比率が低い保険会社
主要火災保険会社の中で3ソルベンシーマージン比率が低い会社は、セゾン自動車火災、損保ジャパン、三井住友海上火災保険でした。

入ってはいけないワースト火災保険の見抜き方とは?保険会社が払い渋りをする理由も
(画像=ソルベンシーマージン比率はセゾン自動車火災は492.5%(2021年度時点)、損保ジャパンは535.4%(2022年9月時点)、三井住友海上火災保険は670.7%(2022年9月時点)です(ロゴ画像は各公式サイトより引用),『オトナライフ』より 引用)

先述した通り、ソルベンシーマージン比率が低いと、大規模な自然災害の際に保険料が支払われなくなることも。とはいえ、200%あれば安全性に問題はなく、上で挙げた三社が危険というわけではありません。

監修者・四方裕伸(ゆうりFP株式会社):ここ12年、タイの大洪水から東日本大震災、令和元年台風などが立て続けに起き、年間の保険金支払額が保険料を上回っている年が続いています。契約総額の多い保険会社ほどソルベンシーマージン比率が近年下がっている傾向にあります。保険会社の安全性もチェックする必要があるでしょう。

格付け評価が低い保険会社
参考元:日本格付研究所による評価が低い保険会社は楽天損害保険、大同火災海上保険、朝日生命保険です。

入ってはいけないワースト火災保険の見抜き方とは?保険会社が払い渋りをする理由も
(画像=日本格付研究所の格付けでは、楽天損保は#A、大同火災海上保険はA-、朝日生命保険はA-です(ロゴ画像は各公式サイトより引用) 参考元:日本格付研究所,『オトナライフ』より 引用)