首ひげの剃り残しが多く、悩む男性は多いのではないでしょうか。首ひげは剃りにくい上にデリケートな部位なので、正しい処理方法で剃らないと肌トラブルを招く危険性もあります。そこで今回は、首ひげの正しい処理方法や、ひげ剃り時のNG行為などについて詳しく解説していきます。
首ひげは剃りにくくて厄介
ひげが顎回りだけでなく首まで伸びやすい男性は多く、首ひげというのは剃り残しが頻発しやすい場所でもあります。顎下から首にかけて生えるひげは、自分では見にくいという点や剃りにくいという点から、見落としやすく、自分では気付かずに周りの人から剃り残しを指摘されるということもあるでしょう。
しかし首周りは、顎周りに比べて皮膚が薄めで、血管が多く存在するのでカミソリなどで切ってしまうと、出血が止まらなくなる恐れがあります。こういった理由から「首ひげは厄介」「首周りを剃るのはちょっと怖い」と感じる方も少なくないはずです。
かと言って、顎や耳下までは綺麗なのに首元だけ部分的にひげが生えているのも、非常に見栄えが悪くみっともないと思われてしまうため、正しい処理方法で剃り残し対策を行いましょう。
首ひげの正しい処理方法
首ひげを処理するためには、電気シェーバーが適しています。その理由と、首ひげの処理に使用する電気シェーバーの種類について解説しましょう。
首ひげの処理は電気シェーバーを利用する
首ひげの処理に関わらず、ムダ毛やひげの処理にカミソリを使用する場合、基本的に毛流れに沿って剃る順剃りが推奨されます。しかし、剃り残しを防いで肌をスベスベな状態に仕上げるには、逆剃りのほうが効果的です。この2つの違いというのは、順剃りは深剃りができないため、剃り残しがどうしても避けられません。
ただし、毛流れに沿うことでカミソリ負けや肌荒れ対策になります。一方で、逆剃りは毛根までカミソリの刃が到達しやすく深剃りができるため、剃り残しのない綺麗な肌に仕上がりますが、肌に負担がかかるので肌荒れやカミソリ負けの危険性があります。
こういったメリット・デメリットを全て解消してくれるのが電気シェーバーなのです。特に、首の皮膚は薄く、しっかり剃ろうと逆剃りをするとカミソリの場合出血する恐れもあります。その点、電気シェーバーは直接刃が肌に当たらないので、逆剃りも問題なくできるというわけです。
首ひげ処理に使う電気シェーバーの種類
電気シェーバーには、大きく分けて「往復式」「回転式」「ロータリー式」の3種類があります。順番に解説していきましょう。
往復式は、網刃でキャッチしたひげを左右に往復させながら剃っていくタイプです。深剃りに向いており、ヘッドの面積が広いことで早剃りも得意とします。ただ、敏感肌の方は肌荒れしやすく、動作音が大きいというデメリットがあります。
回転式は、3つに分かれたヘッドに円盤の刃が複数付き、回転させながら剃っていくタイプです。肌にフィットしながら滑らかな動きをするため動作音が静かで、肌にも優しいのが特徴ですが、シェービングに少々時間がかかるということと、ヒゲの濃い方は剃り残しやすいというデメリットがあります。
ロータリー式は、円筒上の内刃を回転させ、ひげを巻き込みながら剃るタイプです。往復式と回転式の両方の特徴を持ったハイブリッドとも言えるため、動作音が静かながらも切れ味が良く、早剃りも得意です。しっかり剃りたいけれど、肌に負担を掛けたくないという方におすすめです。