目次
ヒゲ脱毛で痛みを感じやすい部位
ヒゲ脱毛で痛さを軽減する方法
ヒゲ脱毛で痛みを感じやすい部位
実際にヒゲ脱毛を行う際には、細かく部位を設定して行うケースも珍しくありません。鼻下や顎部分とありますが、それぞれの部位で痛みがどの程度感じやすくなっているのかも知っておきたいところでしょう。
痛い部位①鼻下
まずは、鼻下です。鼻下部分は顔の中でも神経が密集している領域の一つとされていて、顔の中央に位置し上唇と鼻の間にあたります。この部位には三叉神経の枝が走っていて、痛覚受容体が集中しているのです。
顔の中でも特に毛が密集している部位である事、ヒゲの毛根が比較的深くに存在している事、更に皮膚が薄く神経が刺激されやすい等の様々な要因が相まって、ヒゲ脱毛の中でも最も痛みを感じやすい部位とされています。
一般的には鼻下の脱毛は痛みを感じやすい箇所とされており、分かっていても驚くほど痛かったというケースもあるほどです。ただ範囲は狭いので、施術時間はそこまで長くならずに済みます。
痛い部位②顎・顎下
鼻下に続いて痛みを感じやすいとされているのが、顎や顎下です。鼻下ほどの痛みやすさはないものの、範囲は鼻下よりも非常に広いので施術中に痛さを我慢し続けなければなりません。
また、鼻下と比べると顎や顎下のヒゲの方が太く濃いものになっていますので、その点も痛みを感じやすい理由になっているかもしれません。厳しそうな場合には、麻酔に頼るという選択肢もあります。
痛い部位③頬
最後に、頬です。ヒゲ脱毛における頬部分の痛みは個人差がありますが、一般的には比較的痛みを感じにくい部位となっています。特に鼻下と比べてみると、痛みの感じやすさの差は分かりやすいと思われます。
頬は顔の中でも皮膚が比較的厚く、神経や血管の密度が低い部位です。またヒゲの成長が盛んな顎や口周りと比較して毛量も少ないことが多いですから、あまり痛みを感じにくくなっているのです。
頬部分では毛根の深さが浅く、毛の太さも細いため施術の際の熱や刺激も比較的軽減される傾向があります。ただ、骨に関しては出っ張っている部分があるため場所によっては痛みを感じる事があるかもしれません。
ヒゲ脱毛で痛さを軽減する方法
痛みの感じやすさに関しては個人差に影響されるところが多いようなのですが、どちらにしても痛くない方が理想的なのは変わらないでしょう。そこで、ヒゲ脱毛における痛みを軽減する方法をいくつか解説します。
軽減方法①肌の保湿をしっかりする
まず、施術前に肌の保湿をしっかりと行っておくのが対策になります。ヒゲ脱毛はレーザーや光を用いて毛根を破壊するため、熱が発生します。この熱は一時的に皮膚の水分を奪い、乾燥させてしまうのです。
よって、実際のヒゲ脱毛の前に保湿をしっかりと行うことで、皮膚のバリア機能が強化され熱や刺激から肌を守らせるというのが対策になるのです。保湿によって肌の水分量が保たれると肌表面が柔軟で滑らかになります。
これにより、レーザーや光の熱が均等に分散されて痛みを軽減してくれます。適切な保湿剤や保湿成分を含んだ化粧品を使用し、洗顔後や脱毛後にしっかりと肌に水分を与えてあげましょう。
軽減方法②日頃から紫外線対策を行う
続いては、日ごろから紫外線対策を行うというものです。先にご紹介した通り、脱毛の原理は器機がメラニン色素に反応してレーザーを照射するというものです。ヒゲにも含まれていますが、人の肌自体にも含まれているものです。
肌が日焼けをするとメラニン色素が増加し、レーザー脱毛器が反応しやすくなります。結果として日に焼けている状態の肌では、脱毛を行う際に施術中に痛みを感じやすくなっているという訳です。
加えて日焼けによって肌はダメージを受け、軽めの火傷を起こしているのと同じです。よって常日頃から日焼け止めを活用したり、帽子をかぶるなどして日焼けをしないよう努めるのが対策になります。
軽減方法③脱毛前は電動シェーバーで処理をする
脱毛の施術を受ける前には、電動シェーバーを使っての処理を行っておきましょう。ヒゲ脱毛の際、レーザーや光を正確に毛根に照射する必要があります。ヒゲが長すぎると、毛根への照射が困難になり効果が低下してしまいます。
よって、実際の施術前にも注意としてサロンやエステなどから自分で剃毛を行っておくように、という連絡が来ると思われます。これは、毛根に対する直接的な刺激が少なくなるため脱毛時の痛みを軽減する効果があるからです。
注意点として、シェーバーや剃刀で剃っておくのは良いですが毛抜きやワックスで自己処理を使うと色素沈着、毛嚢炎、埋没毛等が発生してしまう原因になるので、必ず剃ってから施術を受けましょう。
軽減方法④前日からアルコールを控える
前日からアルコールの摂取を控えるというのも実は対策になります。飲酒と脱毛の痛みの軽減は一見すると関係が無さそうに思えるでしょうが、施術前後12時間はアルコール摂取を控える方が良いとされているのです。
お酒に含まれているアルコールには、血行がよくなり肌が敏感になる、利尿作用で水分が失われ肌が乾燥するといった効果があります。肌が乾燥したり敏感な状態になれば、当然施術時の痛みも大きくなります。
軽減方法⑤麻酔をする
もう1つ、麻酔を利用するのも効果的な痛みの軽減方法です。麻酔というと手術に用いるものというイメージが大きいので、ヒゲ脱毛の施術に使うのは大げさと思うかもしれませんが、普通に利用することができるのです。
麻酔は、神経の伝達を一時的にブロックする働きがあります。局所麻酔や表面麻酔を使用することで脱毛処置時にヒゲ周辺の神経が麻痺し、痛みの感覚が抑えられます。
脱毛でよく利用されるのがガスを吸うことで痛みの感覚を鈍らせる笑気麻酔、そして塗った部位の感覚を鈍くすることができる麻酔クリームの2つとなっています。ただし脱毛サロンでは利用ができませんので注意してください。