ついに「ダットサン」を打倒したトヨタ、BC戦争を制す

トヨタ vs 日産の大激突!国産車史上最大のシェア争い・BC戦争の番付を振り返る【推し車】
(画像=コロナは末裔のプレミオが2021年3月まで販売を続けたが、ブルーバード末裔のシルフィも同年10月で販売終了、最後には「いつまで売るか」合戦だった、『MOBY』より引用)

大きく評判を落とした410ブルーバード、今度こそユーザーから絶賛された3代目コロナは、ついに販売台数においてコロナが逆転トップに立ち、戦前からの名門「ダットサン」を戦後新興組の「トヨペット」が打倒するのに成功しました。

この後も日産はスーパーソニックラインやサファリラリーでの活躍から今でもファンの多い510(1967年)、ダウンサイジングで原点に帰り、スクエアデザインで評価された910(1979年)、ラリーマシンSSS-Rを擁するU12(1987年)と名車を輩出します。

いずれも評価は高く、日産ファンにとっては誇りとするクルマであり、瞬間的にはコロナを販売面で上回る時期すらあったものの、全体を通してみれば410ブルーバード vs 3代目コロナの結果が尾を引き、コロナへの差は開く一方でした。

走りの楽しさを求めるスポーツユーザーや、乗ればわかる品質を求めるユーザーにブルーバードはウケが良かったものの、普段乗りで気にするほど違いのない走りに、乗らずとも所有欲を満たしたユーザーの方が多くなったのが、コロナの勝因と言えます。

それは、質実剛健なクルマを求めるタクシー業界というプロフェッショナルから、イメージを大事にする、そして過剰な性能まではかえって求めない一般ユーザーへという、「ユーザー層の変化」に対して、どちらがうまく立ち回ったかという勝負でもあったようです。

「名選手、名監督にあらず」というのはプロ野球や企業の管理職を表す格言ですが、クルマの世界においても、「名車は必ずしも成功作にあらず」でした。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・兵藤 忠彦/提供元・MOBY

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