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野生のサクラソウは絶滅の危機にある
まとめ

野生のサクラソウは絶滅の危機にある

「サクラソウ」の花言葉は?かつては各地で見られた野草が今は絶滅危惧種?
(画像=『FUNDO』より 引用)

日本国内にはサクラソウの野生の群落がみられると前述しましたが、全国各地いたるところで見られたというのは昔の話です。
現在ではサクラソウの自生地の保護が進められているほどです。
例えば荒川流域は江戸時代から、サクラソウの名勝地として人気でした。
しかし、今では田島ヶ原というさいたま市桜区にある一帯にしか群落はありません。
これは度重なる治水工事や工場開発が関係しているといわれています。
人の手の入った結果、原野の環境が変わりました。
結果的にサクラソウの群落も徐々に狭められました。
とはいえ、群落を守ろうという動きも過去にはありました。
例えば1920年(大正9年)には天然記念物に指定されましたし、1950年(昭和25年)には特別天然記念物にも指定されたほどです。
それでも歯止めにはならなかったのです。
戦後、深刻な食糧不足も関係して荒川流域が開墾されました。
さらにその後、訪れた高度経済成長期には、荒川河川敷の開発事業が大掛かりに進められました。
すると、サクラソウの自生地の環境がさらに変化しました。
明るく湿った草地を好むサクラソウにとって最悪なことに、乾燥した生育環境の著しく悪い土地になってしまったのです。
このように開発が進むことでサクラソウは自生地存続の危機に陥ったのですが、それ立ち上がったのが地域の研究者や愛好家。
彼らは灌水設備を導入するなど、サクラソウが自生しやすい環境を整備しました。
このような地域住民の努力の結果、田島ヶ原サクラソウ自生地は生き残っています。
例年だと4月中旬、サクラソウが花をつけるころに「さくら草まつり」を開催され、毎年約10万人もの人々でにぎわうイベントとなっています。
ただし課題もまだ残されています。
田島ヶ原のサクラソウはほとんど種子をつけていないことが、最近になって明らかになったからです。
これは都市化による自生地の孤立が原因と考えられています。
サクラソウの自生地の保護活動は進められましたが、周辺の都市開発は進んでいたため、花粉を媒介する昆虫がいなくなってしまいました。
そのため、サクラソウが受粉したり種子をつける機会が減少してしまったとされています。

まとめ

「サクラソウ」の花言葉は?かつては各地で見られた野草が今は絶滅危惧種?
(画像=『FUNDO』より 引用)

桜を思われる花を咲かせる「サクラソウ」。
その開花時期は、桜の後となる4~5月ごろとされます。

サクラソウの花言葉として、「初恋」「あこがれ」「純潔」があげられます。

提供元・FUNDO

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