晩ご飯は、私たちは洋室の宿泊だったので、レストランでいただきました。和室の場合は、部屋にそれぞれ運んでくれるそうです。
レストランでは、地元の野菜の塩トマトや、おおいた和牛、水烏賊、赤むつなどを使った、懐石料理を一皿ずつ運んでいただきました。レストランのスタッフの方が、親切な感じで色々とお料理や食材について質問したり、お話できました。

塩トマトを使ったお料理

おおいた和牛、柔らかで美味しいです
最初に紹介した、亀の井ガーデンという一帯に、天井桟敷というカフェがありますが、17時を過ぎると、バー山猫という名前に変わります。そちらが、宿泊者は24時まで利用できると聞いて、食後にひとりで行ってきました。
お店の名前は、イタリアのルキノ・ヴィスコンティ監督による、シチリア貴族を描いた映画「山猫」にちなんでいるそうです。雰囲気がシックで、落ち着いた時間が流れていました。窓から見える新緑が、その時間はライトアップされて、一層美しく見えました。

バー山猫から見える、ライトアップされた新緑
21時からは、宿泊施設内にあるレンガ造りの外観の談話室で、蓄音機によるレコードコンサートが、ほぼ毎晩開催されているらしく、バー山猫を後にして、向かいました。
談話室までの道は、象の置物が4つ、道しるべとなって、導いてくれます。到着すると、ほとんど女性の20名ほどのお客様たちがすでに席についていて、私の座る椅子はなかったのですが、すぐにスタッフの方が運んでくれました。

談話室の蓄音機
蓄音機は、60年くらい前のものですが、音が良く聞こえていました。特に竹の針で聴く、弦楽器の演奏はレコードも劣化があまり進んでいないため、聞き応えがありました。レコードライブラリーの中から一部をリスト化して紙で配って、リクエストを募っていましたので、私はドビュッシーのピアノ曲、アラベスク第1番とヴィヴァルディのヴァイオリンソナタニ長調をお願いしました。
そして、忘れてはいけない温泉は、天然掛け流し。大浴場と部屋にそれぞれあります。せっかくなので、大浴場に。大きな浴槽と屋外に露天風呂が2カ所。天気が良ければ、星を眺めながらお湯につかることができます。夜中12時を過ぎると30分間のお掃除と男女の入れ替えがあって、もう一つの大浴場を利用できます。朝起きてすぐ、もう一つ行きました。