敷地内のパブリックアート
敷地内には日本、イスラエル、ドイツ、台湾の建築家、芸術家による5件のパブリックアートが設置されています。
「世運大道」を歩いていくと、入り口にひときわ目立っている赤いオブジェがあります。この炎の形をしたオブジェがパブリックアートの1つで、こちらも建築家伊東豊雄氏によるものです。スパイラル状で天に向かって伸びているこの作品は、曲線が優美であるだけではなく、夕暮れ時になると南側、東側の生態地に形が美しく映るのも特徴です。
このほかにも4つのパブリックアートが置かれているので、敷地内を散策しながら鑑賞するのも楽しいですよ。
コンサートと台湾の屋台
大型のコンサートが開催される時には、このスタジアムにグッズ売り場のほか、台湾グルメが楽しめる屋台が出現します。この屋台は主に台湾南部のお店が出店しています。
定番のちまきや肉まんなどのほか、「茶葉蛋(漢方やお茶、醤油などで煮込んだ卵)」入りの「豆干(圧縮、脱水した硬い豆腐)」バーガーなど珍しい創作グルメもあります。
おつまみになりそうな台湾フライドチキンやエリンギの揚げ物などは、早い時間から長い行列ができるほどの人気です。残念ながらビールなどアルコールドリンクを扱う屋台は出ていませんので、飲みたい方は事前にコンビニなどで買って持参してくださいね。
お茶やタピオカパールミルクティなどの種類豊富なドリンク、台湾の果物などを使ったアイスやオーギョーチなどのスイーツなどもあるので、食後のデザートも楽しめます。
コンサート会場の外は、お祭りのようでもあり、夜市のようでもあり、日本では見ることのできない光景です。飲食スペースも設置されています。このため、コンサートが夜からでも午後早めに行って会場を散策するのがおすすめです。
ぜひ一度台湾のコンサートに訪れて、日本とは違う雰囲気の中で台湾グルメを味わってみてください!
高雄國家體育場
- 住所:高雄市左營區世運大道100號
- 電話:886-7-582-9000
高雄國家體育場へは、高雄市地下鉄MRT(捷運)の紅線(レッドライン)に乗り、世運駅へ向かいます。駅に到着したら1番出口を目指して進み、駅を出て800mほど世運大道を歩くと到着します。地下鉄の駅から徒歩約10~15分とアクセス便利ですが、コンサート開催時には台湾鉄道「新左營」駅(台湾高速鉄道(台湾新幹線)「左營」駅)から無料のシャトルバスなどが運行されることもあります。