岡崎慎司(シント=トロイデン/ベルギー)

Jリーグ復帰確率:40%

かつてはMF本田圭佑、MF香川真司と並んで「日本代表のビッグ3」と称されたFW岡崎慎司。清水エスパルスから2011年にブンデスリーガ(ドイツ)のシュツットガルトへ移籍して以来、4ヵ国7クラブでプレーし現在に至る。2015/16シーズンには、当時所属していたレスター・シティ(イングランド)がプレミアリーグで初優勝。創設132年のクラブが成し遂げた史上初の快挙は「奇跡」と言われ、岡崎はその優勝メンバーの1人でもある。

今2022/23シーズンは、近年多くの日本人選手を獲得しているベルギーのシント=トロイデンに加入。30試合に出場したが、得点はわずかに1つ。「点取り屋」と呼ばれたかつての姿は鳴りを潜めている。一部現地の報道では、シント=トロイデンは岡崎との契約を延長しないとの見方もあるようで、日本が誇るレジェンドは移籍先を模索することになりそうだ。

現時点でJリーグが視野に入っているかは不明だが、仮に古巣への復帰を考えた時、清水はJ2にいるもののGK権田修一やMF乾貴士といった日本代表での経験豊富なベテラン選手がおり、環境面では申し分ない。しかし、編成に目を向けると、アタッカーは飽和状態ともいえるほど揃っており、清水復帰を果たしたとて満足に出場機会を得られるかは疑問だ。所属クラブとの契約延長の見込みが薄い一方、Jリーグで獲得に動くクラブの情報がないことから、可能性を40%とした。