柴崎岳(レガネス/スペイン)
Jリーグ復帰確率:70%
プラチナ世代代表格選手の1人であるMF柴崎岳は、Jリーグ復帰の可能性が比較的高い選手と言えよう。2017年に鹿島アントラーズからスペイン2部のデネリフェへ移籍して以降、2023年のこれまで一貫してスペインで活動しており、合計4つのクラブでプレーしている。
守備面での課題を指摘されることもあるが、補って余りあるほどの類稀なパスセンスの持ち主で、長短のパスの使い分けによりチャンスを作り出す、昨今では珍しくなった司令塔タイプ。日本代表においても、流れを読んだパスを武器に長く重宝されてきた。現在所属しているレガネスとは2020年からの3年契約で、間もなく契約満了を迎える。一部スペインの地元紙では、レガネスが柴崎との契約を延長しないとも報じられているようで、Jリーグ復帰も現実味を帯びてきている。
今年31歳となった柴崎だが、近年Jリーグに帰ってきている選手たちの活躍ぶりも踏まえれば、十分に活躍できる見込みはある。気になる移籍先については、古巣である鹿島アントラーズやMFアンドレス・イニエスタの7月退団に伴い後継者が欲しいヴィッセル神戸、また、柴崎にとって青森山田高等学校時代の恩師でもある黒田剛監督が率いる町田ゼルビアなど、複数のクラブが噂されている。
首位を走る神戸やシーズン序盤の不調からようやく復活してきた鹿島が獲得に動くのか、もし町田が動いた場合、J2への移籍はあり得るのか、いずれの噂にも疑問が付きまとっている。しかし、レネガスとの契約が切れる事実と、具体的なクラブ名が噂として挙がっていることから可能性を70%とした。
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森岡亮太(シャルルロワ/ベルギー)
Jリーグ復帰確率:40%
2015年に欧州へ渡った元ヴィッセル神戸の背番号「10」MF森岡亮太も、今夏動向が注目される選手の1人ではないだろうか。現在所属しているベルギー1部のシャルルロワでも、加入して以降全てのシーズンで得点を挙げチームに大きく貢献してきた。しかし、今季はシーズン途中の10月に監督が解任されると序列に変化が。それまでスタメンでの出場機会も多かった森岡だったが、一変してベンチスタートが増え、シーズン終盤にはメンバー外になる試合も増えた。
今年4月には32歳となった森岡だが、今季も2試合連続ゴールを含め3得点を挙げているだけに、ピッチから退くにはまだ早い。とはいえ、監督交代に伴う冷遇ぶりを見ると、移籍先を模索するのも当然と言えよう。
キープ力とパスセンスに優れている点において、今夏、古巣である神戸が失う戦力MFアンドレス・イニエスタの穴を補う戦力として最適との見方もできる。現在のところ具体的な噂はないものの、このままシャルルロワに残ったとしても冷遇ぶりが解消される見込みがないことを考慮し、可能性を40%とした。
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