指にタッチ! 仏のご加護があるパワースポット

座高93m!タイ・アーントーン県の巨大な黄金大仏がある「ワット・ムアン」
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<タイのパワースポットで触地印に触れる>

仏像の右手は地に向かって差し出されています。これは東南アジアで多くみられるもので触地印といわれるものです。

地に触れるその意味は、釈迦が菩提樹の下で悟りを開くとき、魔物が現れ、悟りを妨害しようとしました。その時に釈迦は指先を地に触れ、降魔したといわれています。そこから触地印は、降魔印ともいわれているのです。

指先に触れる行為は、仏のご加護を祈ることとされています。ワット・ムアンは巨大な指先に触れるパワースポットであり、ここには長い列ができます。参拝の時にはぜひとも指先に触れ、祈願してみてはいかがでしょうか。

様々な地獄の様子

座高93m!タイ・アーントーン県の巨大な黄金大仏がある「ワット・ムアン」
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<悪因悪果、地獄の描写はかなり怖い>

黄金の座仏の前は、様々な地獄を表現した場所となっています。日本で地獄といえば閻魔大王を連想する人が多いと思いますが、閻魔大王は中国や日本という北伝仏教に多く見られ、南伝仏教(上座部仏教)のタイでは珍しい存在となっています。

ワット・ムアンの地獄の様子はかなり生々しく、場所によってはグロテスクなまでに再現されています。様々な地獄を見ることができることから、別名「地獄寺」とも呼ばれているのです。

地獄を見せる意味は、善因善果、悪因悪果と仏教の因果応報の教え。生前、悪しきことを繰り返した人は地獄に落ちるという意味では、日本の多くの寺院でいわれていることと同じと考えてよいのです。