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いろんな意味で興味を抱かれるクルマには違いない
スタリオン後継のヘビー級スペシャリティカー!
いろんな意味で興味を抱かれるクルマには違いない

MOBY編集部が試験的に使っているAIが弾き出した、「AIに聞く、1970年代から2000年代に日本国内で販売した自家用自動車において、2020年時点で35歳から50歳までの自動車好きの男性が強く興味を抱く車」、今回は三菱 GTOの紹介です。
…確かに興味を抱くクルマには違いありませんが、果たしてよい意味なのかどうか…ポンティアック GTOやフェラーリの288GTOじゃないですよね?本当に三菱 GTOでいいんですよねAI君?!
スタリオン後継のヘビー級スペシャリティカー!

三菱が誇る最初で最後のヘビー級GTスポーツ「GTO」が発売されたのは、まだバブル景気ど真ん中の1990年10月。
1980年代を代表する国産スポーツの1台、スタリオンの後継として登場し、3ナンバー車への重税が廃されて5ナンバー縛りがなくなった影響もあって、スタリオンのように仰々しいブリスターで武装することもなく、実にスマートなワイド&ローの新型車でした。
ただし、既にFR乗用車のプラットフォームやメカニズムを失っていた時代の三菱車ですから、スタリオンとは異なりフルタイム4WD専門(海外向けにはFF車もあり)、メカニズム的にも初代ディアマンテ(1989年発売)を踏襲しています。
要するにスポーツカーというより、「ディアマンテのホイールベースを短縮、スーパーカー風の3ドアファストバックボディとして、クライスラーと協業したおかげでモノになった3リッターV6エンジンを積む、国産最大級スペシャリティカー」です。
車名のGTOはGTオモロゲート、モータースポーツにおけるGTカテゴリー車を意味し、特に前期型はリトラクタブルヘッドライトや、穴が開いておらず飾りに過ぎないサイドインテーク風デザインなど見掛け倒しという評価が多く、ネタ扱いが多いクルマでもありました。