会場の名古屋のレストラン(写真)は、常連客しか予約できない高級店でした。私より一周り以上若いと思われる個人投資家メンバーが、吉野家の牛丼100杯以上するような高額の支払いをファストフードの会計をするように現金で支払っていました。

かく言う私も、東京からの往復の新幹線代もありランチとしては更に大きな出費でした。しかも普段現金の待ち合わせがほとんどないので、現金払いのみと知って一瞬焦りました。

高額の出費でしたが、貴重な情報が得られ、トータルでは「価値>価格」だったと思い、わざわざ出かけてよかったと満足しています。

働いても給与がなかなか上がらない人が多い日本において、資産の置き場所をちょっと変えるだけで、勝手にお金が働いてくれる。そして、自分が働くよりも、お金が働く方が効率良く、増えるスピードも速い。しかも、保有した資産をそのまま何もしないで放置しておく方が、むしろ良い結果になる。何とも皮肉な状態です。

株価の急騰に「令和のバブル」が始まったという声も聞こえてきますが、昭和のバブルとは経済環境も随分異なります。

いつまで続くのかはわかりませんが、はっきりしていることは投資をしている人としていない人の経済格差が大きくなっているということ。

平日のお昼から優雅にランチを食べて情報交換している投資家の金銭感覚は、平均的日本人とは随分かい離していると実感しました。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年6月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。