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レース生地のシートカバー、見たことある?
昭和の時代、レースは高級品に欠かせなかった?
レース生地のシートカバー、見たことある?

(画像=©Monet/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
純正シートに汚れや傷が付くのを防ぐことができるシートカバーは、車のインテリアの印象も変えることができる人気のオプションです。シートの上部だけを覆うハーフカバータイプと、シート全体を覆うフルカバータイプが販売されています。
しかし、シートの上部だけを覆う白いレースのハーフシートカバーを見たことがありませんか?少しレトロな雰囲気の昭和〜平成の車が思い浮かぶかもしれません。
白いレースのカバーは、汚れがかえって目立ってしまうような気もするのですが、当時はなぜ装着されていたのでしょうか。
昭和の時代、レースは高級品に欠かせなかった?

(画像=©wooooooojpn/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
レース生地のカバーは、ヘッドレストと背もたれの上部だけをレース生地で覆うもので、現代だとどこか可愛げのある印象を与えます。これは昭和時代のトレンドのひとつといえるでしょう。
昭和の時代はとにかくカバーをすることが一般的でした。車のシートだけでなく、ソファやテレビ、炊飯器や電話機にまで、レース生地のカバーがされていることが珍しくなかったのです。
レース生地のカバーがかけられるこれらは、当時高級品でした。つまり、当時は高級品をレースで覆うことが当たり前だったというわけです。
当然、自動車も高級品なのでレースをかけたと推測されます。物を大事にする日本人の感性が車をレース生地のシートカバーで覆わせたのでしょう。