つみたてNISAは、実は、若者に人気があることをご存じだろうか。今回はその理由ついて分析してみる。

つみたてNISAはどの年代が活用しているのか

金融庁が四半期ごとに発表している「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」によれば、2022年9月末のつみたてNISA口座全体に占める20代から40代の割合は73.0%におよぶ。

年代別の内訳は下記の通りだ。

20代:19.7%
30代:28.6%
40代:24.7%
50代:17.0%
60代;7.3%
70代:2.3%
80代以上:0.4%

これを見ると比較的若い世代に人気があることが分かる。

40代以下がつみたてNISAにハマる3つの意外な理由

高齢者に比べ、40代以下の層がつみたてNISAに“ハマる”理由として以下の3点が考えられる。

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理由1:早い段階から老後に備えたい

40代以下の世代は、早い段階から老後に備える気持ちを強く持っている。金融資産保有の目的として最も多くの割合を占めているが老後の生活資金だった。

若い世代が老後資金に関心を持つきっかけとなったのが、2019年に起きた、いわゆる「老後2,000万円問題」である。