こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
「開催2日前にいきなり電話で言われ…」共産党の申し入れで「水着撮影会」が中止に 騒動の裏側に迫る
埼玉県の県営公園で水着撮影会が、共産党からの申し入れ等を経て(諸説あり)突如中止された件につき、その中止要請が一部撤回されることを埼玉県知事が発表しました。
日曜日の夜に県知事みずからこのような発表をするのは異例中の異例です。土日の間も県庁内ではずっと協議が続いていたことが伺えます。
ネット世論による「炎上」は、方向性(特に昨今の急進的リベラル路線)によって本来は中止されるべきでないイベントが中止されてしまうなどの弊害もありますが、今回は良い方向に機能して判断を覆した好事例になったと言えるかもしれません。
私は冒頭の記事が出た直後から「ルールを遡及適用・拡大適用したことが問題」と指摘し、埼玉維新のメンバーとも連携して情報収集にあたってきましたが、まずはその問題提起通りの是正がなされました。
水着撮影会を行った一部の事業者に、一つの公園における「ルール違反」が過去に確認されたとのことですが、だからといって行政サイドがイベント中止を申請時点でルール設定のなかった公園やルール違反をしていない事業者にまで拡大することはどう考えても異常でした。
こうした事実関係を精査する前に
「事業者側に問題があったから対応したのだ」
という、行政サイドの瑕疵を否定する発信をしてしまった埼玉県知事の初動は適切なものだったので、迅速に軌道修正を図ったのは正しい対応と言えるでしょう。
何か瑕疵を指摘されたとき、慌てて弁明してしまいたくなるのは人の情ですが、ここは危機管理対応の鉄則としてまずは事実確認を徹底してから情報発信をしなければならなかったケースで、我々も他山の石としたいところです。
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