長年の間、トヨタを代表する高級セダンとして君臨してきたクラウン。

13代目クラウンに設定されて以来、現行型(新型)の4代にわたってハイブリッド仕様が設定されています。

歴代史上、大変革を遂げた新型は2022年秋の販売開始ですので、ここでは先代までのクラウンハイブリッドをピックアップします。

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13代目で初採用されたクラウンハイブリッド
新世代直噴エンジンでカタログ燃費を向上

13代目で初採用されたクラウンハイブリッド

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(画像=MTAvMjAyMl82MzNlNWMwODZiZDgz.jpg)

2008年5月、13代目クラウンに加わったハイブリッド仕様(クラウンハイブリッド)。

4.5L車クラスの動力性能を誇りながら、2.0L車クラスの低燃費を両立したFR専用2段変速式リダクション機構付ハイブリッドシステムを搭載。JC08モード燃費は、14.0km/Lを記録していました。

なお、「トヨタ」ブランドのFR車では初となるフルハイブリッドでもあります。

また、この世代ですでにミリ波レーダーを使ったドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステムを設定するなど、先進安全装備の採用のトピックスです。

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(画像=『車選びドットコムマガジン』より 引用)

ほかにも、後席SRSサイドエアバッグを含めた10個のエアバッグを全車標準化するなど、高級セダンにふさわしい安全装備が用意されています。

中古車市場でのタマ数は、約10年前に生産を終えたモデルに関わらず、比較的豊富に揃っています。中には低走行距離の物件もあり、カスタマイズされていないノーマルも個体もそれなりに残っているようです。

ボディサイズは、全長4870×全幅1795×全高1470mmと、全幅も1.8m内に収まっていて、最小回転半径は5.2mと小回り性能の高さも魅力です。

13代目(クラウンハイブリッド)を狙う場合は、先進安全装備搭載車をマストにしたいところです。

新世代直噴エンジンでカタログ燃費を向上

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(画像=『車選びドットコムマガジン』より 引用)

ハイブリッド仕様は、13代目ではクラウンハイブリッドとして独立したモデルとして扱われていました。

14代目になり、クラウンのパワートレーンのひとつのバリエーションになっています。

2012年12月に発売された14代目は、最新世代の直噴エンジンの「D-4S」を搭載した2.5L直列4気筒アトキンソンサイクルとモーターの組み合わせ。

3.0L V6ガソリンエンジン並の動力性能を確保しながら、JC08モード燃費は23.2km/Lと、13代目から大きく燃費の向上が図られました。

先進安全装備もアップデートされていて、衝突被害軽減ブレーキの進化やペダル踏み間違い事故を抑制する「インテリジェントクリアランスソナー」などを設定していました。

210系クラウンのタマ数は、比較的多く、同世代もスポーティな「アスリート」が人気のようです。

低走行距離車も多く、中古車価格はまだ高値安定という印象を受けますが、状態のいい物件も残っています。