春になると様々な花々が咲き誇り、一気に冬の終わりを告げてくれます。
そんな春に咲く花といえば、桜やチューリップが有名ですがもちろんそれだけではありません!
今回は日本に古くからある春の花はもちろん、外国から伝わった春の花についてもご紹介します。
目次
1. 日本に古くからある春の花
1.1. 梅
1.2. 桃
1.3. 桜
1.4. 撫子
1.5. 菜の花
1.6. 木蓮
1.7. 藤
1.8. 辛夷
1.9. 芍薬
1.10. 菖蒲(あやめ・しょうぶ)
2. 外国から伝わった春の花
2.1. チューリップ
2.2. フリージア
2.3. スイセン
2.4. スズラン
2.5. キンギョソウ
2.6. ハナミズキ
2.7. ガーベラ
2.8. カスミソウ
2.9. カーネーション
3. まとめ
日本に古くからある春の花
まずは日本に古くからある春の花をご紹介します。
梅

梅は白くて小さな花を咲かせる花で、日本では古くから愛されている花のひとつです。
開花時期が2月上旬から3月中旬頃と、桃や桜よりも早く咲くことから、早春を告げる花としても知られています。
奈良時代などだと、花見といえば実は梅が定番だったそうですよ。
桃

桃は柔らかいふわっとした色合いの花を咲かせます。
3月下旬~4月にかけて、梅が咲き終えた頃に一斉に咲き誇る姿は、桜にも匹敵するほど美しいと評されます。
その小ぶりな花がかわいらしくも、上品でしなやかな美しさを放ちます。
桜

桜は日本人に古来から愛されている花で、毎年花見の季節になると大勢の方が桜の名所を訪れます。
梅が咲いた後に桃が咲き、その後に桜が咲くといわれていますが、地域にとっては同時に開花した姿を見ることができることもあります。
夜桜などの文化もあり、朝も昼も夜も楽しめるのが桜の魅力です。
ソメイヨシノは日本を代表する花ですし、その美しさは何度見ても心を奪われますよね。
撫子

撫子は花びらの細かさと色合いの美しさが魅力の花です。
他の花にはない花弁の形状は、エレガントでありながらシックな雰囲気を放っています。
撫子は冬以外に開花するため、春先に咲くものが一年で最も早く見られるものという事になります。
菜の花

菜の花は黄色い花びらが特徴で、辺り一面に咲き誇る姿が見られます。
古くから日本で咲いている花であり、見ているだけで明るい気持ちになれる色合いが人気です。
3月末から咲き始め、4月末には満開になっています。
桜とのコラボレーションした景色を好む人も多いのではないでしょうか。
木蓮

木蓮の花弁は紫色をしており、その花弁の先に向かうにつれて白色を帯びていきます。
蘭にも似たその姿から、中国では「木蘭」と呼ばれることもある他、花弁の色から「紫木蓮」という別名を持っています。
藤

藤は4月〜5月にかけて紫色や白色の花を咲かせます。
弦状の幹がストリングカーテンのように地面に垂れ下がっている姿が特徴的です。
日本では山野に自生している姿が見られ、強い日差しを好むという性質と地面に垂れさがるという特徴があります。
公園などでは藤棚とよばれる日陰棚が作られたり、空から零れ落ちてきたように美しく咲き誇る姿も見られます。
そして、その花の色から来たのが藤色という色合いです。
辛夷

辛夷は、葉に先駆けて香り高い白い六花弁を咲かせる広葉樹です。
早春を告げる花としても知られています。
芍薬

芍薬は一重咲きする品種が中心で、淡くて優しい色合いが特徴です。
外国のものは洋芍と呼び、日本のものは芍薬と呼ばれます。
ちなみに「立てば芍薬、座れば牡丹」ということわざがありますが、これは芍薬を女性の美しい立ち姿になぞらえたものです。
女性の所作において美しさを感じた時に使われます。
菖蒲(あやめ・しょうぶ)

菖蒲は漢字で表記することも多いですが、野山に生えるアヤメと水辺に生えるショウブがあります。
どちらも菖蒲という漢字表記をしますが、両者は別種の植物です。
どちらも5月の後半ごろから咲き始めます。