実釣テクニックを紹介!

釣り座を選んだら、次は足元の整備と、魚を寄せてポイントを作っていく。さらに、まきエサが常に途切れない状態を意識すると、より釣果を伸ばすことができる。もし家族連れでマメアジ釣りに行くなら、下準備は釣りに慣れたアングラーが行い、家族は「仕掛けを入れたらすぐ釣れた!」という状況を作り出すことが大切だ。

足元はスッキリさせておく

足元には何かと荷物を置きがちだが、サビキ釣りは手返し命。足元正面に配置するのはアミエビバケツ・手洗いバケツ・フィッシュグリップとタオル、これだけにしておく。

サビキ釣り釣果をアップする【マル秘テクニック5選】 サビキ釣り特有のマナーも解説これが著者の基本スタイル(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

そして、ややサイドに魚を投入するバッカンやクーラーを置いておくと手返しが良いのでオススメだ。

足元にポイントを作る

これが最重要。まずはアミカゴにエサを8分程度詰めて仕掛けを投入し、しゃくってエサを撒いたらすぐに回収する。そして間髪入れずに再度エサを詰めて投入し、またエサを撒く。この動作を数回繰り返すことで、足元に即ポイントができ上がるのだ。できれば1匹掛かるまでは、この動きを続けたいところ。

タナを把握

本命となる魚、アジやイワシが掛かりだしたら、複数ある針のどこにヒットしたかに注目しよう。上針なら仕掛けを浅い場所で止め、下針なら少し沈め気味にすると、全ての針に満遍なくヒットするようになる。ウキがあればより正確にタナを把握しやすいのでオススメだ。

まきエサは途切れないように

釣れているからと言ってまきエサを詰めずに釣り続けると、たった数分で群れが離れてしまうことがある。毎回こまめにまきエサをカゴに詰めるようにしよう。さらには魚を針から外している時も、アミスプーン等を使ってまきエサを上撒きしておけば、よりしっかりと群れを足止めすることができる。

煙幕効果のあるまきエサも

群れが小さい場合、ただのアミエビを撒くだけでは群れを足止めできないことが多い。そういった時は、サビキのアミエビに混ぜて使用する煙幕効果のある集魚剤が効果的。米ヌカやグレ用のまきエサを少量混ぜて使用している人もいる。

置き竿は避ける

そもそも餌を撒き続けないと獲物は釣れないし、一度アタリが出始めると、竿を置いて置く余裕も無くなる。また、仕掛け同士が絡んだり竿を踏んづけるリスクもあるので、結局竿1本が最も効率が良い。掛かったアジにエイが食らいつき、竿が海へ……という光景もあり得るので、注意が必要だ。