こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日、委員会中に暴力傷害事件を起こした山本太郎議員(れいわ新選組)への懲罰動議が正式に提出され、私も賛成者の一人となりました。
なぜ、彼らは暴力行為というパフォーマンスに走るのか?政治学者の武内和人先生が興味深いTweetをされていたので、下記に引用掲載します。
–引用開始–
政治学では議会内の暴力の分析もあり、多数の支持を失うと分かった上で実施されると考えられています。
多くの有権者から悪く評価されることを知った上で、特定の政治家が議会で乱闘を起こす理由ですが、研究者はイデオロギー的に極端な選好を持つ少数の有権者の票を重視するためではないかと考えています。れいわは穏健派の票を重視しないことで他党と差別化戦略をとっているのでしょう。
台湾議会の乱闘を対象にした研究があるのですが、ここでは議会内の乱闘で大多数の有権者の人気を低下させることを覚悟した上で、極端な立場の有権者の支持を固める効果を追求し、次の選挙での得票に繋げようとしているのではないかと考察されています
政治の原則として、少数派の見解を尊重することは大事ですが、積極的に拒否権を行使することを無制限に許容すれば、意思決定の効率性が犠牲になります。
これは議会の存在意義を危うくするため、歯止めをかける必要があるので、具体的な懲罰を課すことは必要になるでしょう。
–引用ココマデ、強調筆者–
一部支持者のためのパフォーマンスという指摘はかねてからなされてきたところですが、もう少し詳しく言語化するとこういうことですよね。
懲罰などをすればするほど注目が集まり、彼らの思惑どおりにもなるので、ここは非常に悩ましいところではあります。