特に猿之助の場合は演出に強い革新性を求めるので、昔ながらのスタッフや俳優のなかには、ついていけなかったり、反発する者もいる。座頭である猿之助が舞台をより良いものするために外部から人材を起用する一方で、そういう昔ながらの者たちを遠ざけるというのは、ある意味で猿之助にとっては必然であり、『反発するから排除しました』という表現で簡単に批判されるものでもない。『肩入れする人物を抜擢していた』というのも、見込みがある役者に肩入れするのは当たり前ともいえ、一概にパワハラと切って捨てられない難しい面がある。なので関係者の間には『パワハラなんかじゃない』と猿之助を擁護する声もある」(5月24日付当サイト記事より)