同議員団のツイートには「性の商品化は許さない」というハッシュタグが付けられているので「性の商品化は許さない」ということも、同議員団が中止を申し入れた大きな理由の一つのようだ。
しかし、この件に関しては、女優・モデルとして活動する方(枝窪純子さん)からも「強制され性被害としてプール撮影会に出演している訳ではありません」「通常営業中ではない期間に許可を取って貸し切って開催しているイベントです」「もともと施設側から提示されていた規制等は守って使っています。 私たちから好きな仕事を奪わないでください」(同氏ツイート)との反論が寄せられている。
勿論誰でもプール撮影会に出演出来るわけではなく、私たちはちゃんと仕事として、頑張ってきて、その結果としてここに出演させてもらっているのです。もともと施設側から提示されていた規制等は守って使っています。私たちから好きな仕事を奪わないでください。 pic.twitter.com/Ld3R9lRwlz
— 枝窪純子 (@junko318) June 9, 2023
「性の商品化は許さない」とのゴリゴリの価値観によって、同議員団は、グラビアアイドル・モデルや、それに携わる人々の仕事を奪おうとしているし、結果的にはそうなっている。
「性の商品化は許さない」との見解には、そういった仕事に携わる人々への差別や蔑視に繋がりかねないものを孕んでいると言えよう。同議員団は、女性の人権を守りたいと思っているのだろうが、極端な価値観により、逆に、一部の女性の仕事を奪い、誇りを傷つけることになっているのである。