食べたらおいしい?

気になるのはアオギスは美味しいのか?ということ。

これについてはシロギスに比べて味はほとんど変わらず、区別ができないほど似ていると言われていますが、繊細な味覚を持つ人からするとややシロギスに劣るともいわれています。

人工繁殖には成功

現在、アオギスの漁業的な養殖は行われていませんが、海洋生物環境研究所はアオギスの繁殖や累代飼育に成功しています。

以前までの豊かな東京湾を取り戻すためのプロジェクトとして繁殖させたアオギスを東京湾に再放流する計画もあったそうですが、かつて東京湾に生息していたアオギスとの遺伝的な同一性が確認できず、これについては中止となっています。

もし釣れてもリリースがベターかも

一部の地域では今でも生息が確認されているアオギス。アオギス見たさに釣りで狙ってみるのは面白いかもしれません。

しかし、もし釣り上げたとしてもリリースが出来る状態であるならば、よく観察したのちにリリースしてあげるのがベターでしょう。アオギスの絶対数を減らすのはあまり得策ではないかも知れません。

一方で鰓を傷つけて死んでしまったり、リリースできない場合はしっかり食べてあげて下さい。

その際はぜひシロギスとの食味の違いについて感想をお聞かせください。

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<近藤 俊/サカナ研究所>

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