・ネットで情報が共有されるようになったから

でも、一人で「チャラい奴と思われないようにしなきゃ」とあれこれ悩むくらいならなんてことないんですよ。せいぜい手持ちのシャツやタイの中からおとなしめのものを選ぶくらいでしょう。

これがネットを通じ、万単位の逡巡が濃縮されてしまうと、トレンドはブーストされてしまうんですね。

「スーツは紺か黒でシャツは白。去年学年トップだった先輩がカラーシャツを理由に第一志望を落とされたらしい」

みたいなよくわからない噂が共有されることで独り歩きするようになるんです。

こうした(学生側の)変化により、90年代後半から今に至るまでリクスーはものすごく保守化したというのが実情でしょう。

では今後はどうなるか。

人口動態的に今後の日本は何があっても新卒求人倍率1.0は割れないと思われます。学生の売り手市場が終焉して第二氷河期世代が生まれることはないでしょう。

ほっておいても学生は個を主張しやすい時代がどんどん進むし、リクスーもかつての多様性を取り戻していくはずです。

上でも述べた通り社会人として常識的な範囲であれば、それぞれが着たい服を着たいように着ればいいんじゃないでしょうか。それを縛るルールは存在せず、やるかやらないかはあくまでも自分次第です。

以降、 学生の個を殺させているものの正体 どんどん個性を主張すべき時代へ 

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Q:「これから内部監査の役割が重要になってくるのでは?」 →A:「大暴れできる時代がくるはずです」

Q:「海外リモート勤務は社会保障改革を後押しする?」 →A:「行政サービスやインフラのレベルが接近すれば可能性はあるでしょう」

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編集部より:この記事は城繁幸氏のブログ「Joe’sLabo」2023年6月8日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はJoe’s Laboをご覧ください