朝日新聞社は、2022年度の連結決算を発表しました。売上高は2,670.31億円(前年度比▲2.0%)、営業利益は▲4.19億円の赤字、経常利益は70.62億円(前年度比▲62.7%)、当期純利益25.92億円(▲80.0%)となりました。減収減益で、営業利益ベースでは赤字という厳しい決算となりました。

単体決算はさらに厳しい数字

朝日新聞社の単体での決算は、売上高は1,819.50億円(前年度比▲3.3%)、営業利益は▲19.23億円の赤字、経常利益は24.82億(前年度比▲77.4%)、当期純利益は▲3.79億円の赤字となりました。減収減益で営業利益と当期純利益は赤字という本業での稼ぐ力が無くなっていることを示す厳しい数字です。

発行部数は全盛期の半数以下に

朝日新聞の発行部数はABC協会によると約376万部(23年3月)となっており、全盛期の800万部時代からは半減している状況です。一方でWeb版に当たる朝日新聞デジタルは25万部~30万部弱ほどで伸び悩む状況が続いています。