ウグイスにまつわる豆知識

ウグイスの鳴き声「ホーホケキョ」は、ホーホケやケキョケキョの時もあるのはなぜ?
(画像=『FUNDO』より 引用)

ここからは、ウグイスに関する豆知識について見ていきましょう。

ウグイスのフンは美容のもと?

ウグイスのフンを天日干しして乾燥させることで紫外線殺菌し、それを粉末状にしたものは美容に良いと古くからいわれて来ました。
肌のシミやそばかすを綺麗にしてくれると考えられて使用されてきたそうです。
平安時代の書物にも美顔洗顔料として使われてきたという記録が残っている他、古くからニキビ治療薬としても使われてきたことが分かっています。

肉食の野鳥であるウグイスの腸はとても短く、リゾチームなどの加水分解酵素が多量に存在するんだとか。
これらが人間の肌を角質層を柔らかくしてくれるので、付着しているタンパク質や脂肪の汚れを溶かしてくれる効果が期待されるのだとか。

とはいえ、これは現在の科学的認識があって分かってきたことなので、当時の人たちは経験談から行っていたものと考えられます。
美のためとはいえ、鳥の糞を顔につけようと誰が最初に考えたんでしょうかね!

また、かつては和服の模様抜きや染み抜きにも重宝されていました。 職人の手が一様に白かったことから美白剤として化粧品に使用されるようになったともされています。

鶯谷の地名に関わった皇族とウグイス

東京都台東区にある「鶯谷」。
この地名はウグイスが由来となっています。

江戸時代、上野の寛永寺の住職は代々皇族が担っていました。
そういった歴史がある中、元禄文化が栄えた頃に住職としてやってきたのが「公弁法親王(こうべんほっしんのう)」という人物です。

公弁法親王は、上野の森に住むウグイスの鳴き始めが遅く、その鳴き声も美しくなかったことを悲しみ、陶工であり絵師でもあった尾形乾山に命じて京都から美声で"早鳴き"のウグイスを3,500羽も取り寄せました。
そして、そのウグイスを根岸の里に放鳥しました。

それから根岸のウグイスは美しい声で鳴くようになり、江戸府内でも最初に鳴き出す"初音の里"として名所になったのです。
この伝承から「鶯谷」という地名が付けられました。

まとめ

ウグイスはその美しい声で鳴くことで知られていますが、中には「ホーホケキョ」だけではなく、「ホーホケ」や「ケキョケキョ」という鳴き声も聞こえてくることがあります。

これは決して違う鳥ではなく、同じウグイスの声です。
「ホーホケキョ」と上手く鳴けるように練習しているウグイスが近くにいるという事なので、上手な鳴き声を聞かせてもらえるようになるまで、楽しみにしてみてください。

提供元・FUNDO

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