ウクライナ南部ヘルソン州のカホウカダムが決壊し、洪水が発生しました。ウクライナ・ロシア両国はお互いを非難し合っています。
ウクライナ南部のロ支配地域でダム破壊、洪水が発生 互いを非難 MWIZNej
— ロイター (@ReutersJapan) June 6, 2023
この事態に対応して国連の安全保障理事会は緊急会合を開きました。欧米はロシアによるウクライナ侵攻が決壊の原因となったとしてロシアの責任を追及しましたが、ロシアはウクライナ側の関与を主張しています。アメリカ・ホワイトハウス「何が起きたか確定的なことば述べられない」とコメントしています。ダムは昨年の3月からロシア軍が占拠をしていました。

カホウカ水力発電所のダム ゼレンスキー大統領SNSより
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両国ともにお互いのせいだと主張しています。
ウクライナ戦争、今回のダム破壊の件をみても「情報戦≒心理戦」ぽさが激化していて、国際法とか理性とか常識感覚といったものが、単に「戦術戦略の踏み台」として悪用逆用されることが常態化している感じで、何ともやるせない。
— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) June 6, 2023
どちらかの軍隊による破壊ではないという可能性も捨てきれないようです。
今のところポーランド、チェコ、バルト3国、モルドバ、ジョージアに加えてドイツもロシアの攻撃と判断しているようですが(ショルツ発言については以下の記事参照)、やはりもう少し決め手となる根拠が欲しい。ロシア占領下でダムに十分なメンテがなされなかった結果の事故という線も捨てきれません。 QRTy5EKW4E
— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) June 6, 2023
しかし、どうすればこのような壊れ方をするものなのか、疑問の声も上がっています。
カホフカのダムは前から損傷していて、それが限界に達したのではないかというツイート。大雨で貯水量がめちゃくちゃに増えたという話なのだが、それでこうも派手に壊れるものなんだろうか。まあ既に2回攻撃を受けてるから疲労が溜まってたのかもしれないが… J6WbEsZt
— ИРО法人全裸中年男性理解促進センター (@OKB1917) June 6, 2023
かなり大きなダムで、決壊による被害が心配されます。
Rybar reports 🇺🇦 blew up Kakhovka dam. Large part of Kherson region will be flooded … pic.twitter.com/tFNuTnD1oz
— from_kherson (@KhersonFrom) June 6, 2023
原発の冷却ができないと心配もされていますが、洪水で多数の死者が出る可能性のほうが高まっています。
「原発の冷却ができない」と騒いでいる人が多いが、それより水没で1.7万人死ぬ可能性がある。
ウクライナのダム決壊、1.7万人が避難 米政府「多数死亡の恐れ」(AFP=時事)#YahooニュースGND6Ma3f3
— 池田信夫 (@ikedanob) June 7, 2023