今年は「Dragtastic(ドラッグタスティック)」をテーマに、LGBTQカルチャーに自信と誇りを持とうというメッセージを伝え、イベント会場はレインボーカラーにとどまらず色鮮やかなファッションで溢れた。

Queesn Pride Parade
©Yoshie Kawabata
Queens Pride Parade
©Yoshie Kawabata

ジャクソンハイツは”人種のるつぼ”ニューヨークの中でも最も人種的に多様な地域として知られ、特にメキシコや中南米のヒスパニック系や、インド系移民の大規模なコミュニティーがある。それだけにマンハッタンのパレードと比べてもエスニック色が強く現れ、LGBTQに加え、移民問題にも訴えかけるイベントとなった。

Queens Pride Parade
数年前HIV陽性が判明したトランス女性。「でも人生の終わりじゃない」と前向きに語った。©Yoshie Kawabata
Queens Pride Parade
メキシコ移民のトランス女性。20年以上プライドイベントの活動をしている。©Yoshie Kawabata

主催者LGBTネットワークのロバート・ヴィテリ氏によると、パレードの参加団体もベンダー出店数も過去最多を記録。「今ほどこうしたイベントが求められている時代はない。多様性に満ちたこの場所で人々を勇気づけ、団結させることができて嬉しい」と思いを語った。

Queens Pride Parade
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取材・文:Yoshie Kawabata