使い方によっては失礼になるので注意!

「花より団子」は誰に使っても良い表現とは言えません。
用いる相手によっては失礼にあたるので注意しましょう。
人に向かって使う際は気を付ける必要がある

「花より団子」はからかって言う場合が多い表現です。
「あいつは花より団子だな」というような感覚です。
そのため、褒め言葉というよりは貶し言葉になることがあります。
花が好きな人にとっても失礼になるかもしれませんし、団子が好きな人にとっても失礼になるかもしれません。
これらの言葉はあくまでも冗談として使用するものです。
特に親しい間柄であれば問題ないものの、あまり知らない人には使用しないことが重要となるでしょう。
「花より団子」の類義語

最後に「花より団子」の類義語についても見ていきましょう。
「花より団子」の類義語としては「色気より食い気」や「義理張るより頬張れ」「名を捨てて実を取る」などがあります。
色気より食い気
「色気より食い気」とは色欲よりも食欲が先決であることの例えです。
「色気」とは性欲のことで「食い気」とは食欲のことを指します。
これらは食欲が満たされてこそ、性欲が芽生えるということの例えとして使われることが多いです。
その他、外面よりも内面を重んじることの例えとしても用いられることが多いです。
義理張るより頬張れ
「義理張るより頬張れ」とは義理を立てて付き合うよりも、自分の利益を考えるべきという例えです。
「義理を張る」は世間の付き合い上、好まないことを我慢して行なうことを言います。
「頬張る」は食べ物を口の中にいっぱいに入れることを言います。
それらを組み合わせて生まれたのが「義理張るより頬張れ」という言葉です。
名を捨てて実を取る
「名を捨てて実を取る」とは名誉や名声などうわべの体裁よりも、実質的な利益を得ることを選ぶほうが賢明であることの例えです。
「名」とは上辺だけの名目や体裁のことを指します。
「実」とは中身や実質のことを表します。
これらの言葉から生まれたのが「名を捨てて実を取る」です。